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田舎で底辺暮らし

貧乏喪女がネットの気になる話題など、雑多にあれこれ書いてます。

 

ワンオペ育児を賛美するユニ・チャームは女に恨みでもあるのか?

Twitterで批判の声を多く見かけるので、ムーニー(ユニ・チャーム)のCMを見てみました。
www.youtube.com

ワンオペ育児状態の女性が疲労困憊して、ただひたすら辛そうな内容をゆるふわな歌と映像でなんとなくその悲惨さを濁して、子供が大事な母親ならこういうの乗り越えられるっしょ?って感じで終わる。

あまりに母親と子供だけなのでシングルマザーなのかと思いきや、途中一瞬男が現れる。
f:id:pokonan:20170510145148p:plain
いやいや、びっくりだよ。この男は誰です…?
ここまで徹底して育児に参加していないということは、父親ではないと思いますけど。

この母親と子供だけの孤独なシーンが、なんかホラーじみてて怖い。
f:id:pokonan:20170510145409p:plain

そしてラストはこれ。
f:id:pokonan:20170510145440p:plain
いや、思い出とか宝物とかいいから、「今」追い詰められてる人を救わなくてどうすんのよ…。

結局、何のためのCMなのかよくわからない動画だった。
相談機関を紹介するわけでもなく、父親の育児参加を促すわけでもなく、こういう状況を作ってしまう社会への批判もないし、困ってる母親を助けようという意図が感じられない。
大変だろうけど「母親」だからどうにか自分でやってね、ってだけ。
まぁ、綺麗事抜きでこれが日本の現実なんだろうな、とは思うけど。
こういう悲惨な日本の育児状況を見せて、もっと母親を労ってやってって言いたいのかな…?
でも、これ初めて子育てするママに向けて作ってる動画みたいだし、よく分からん。

ユニ・チャームといえば、ついこの前もタンポンで盛大に批判されて、動画を削除して謝罪までしていました。
この謝罪自体はちゃんと問題点を認識していて、「誤解を与えた」とかって誤魔化すような言い方じゃなかったので評価できるものだったのに。
www.unicharm.co.jp
pokonan.hatenablog.com

ムーニーのこの動画は昨年の12月に公開されてるので問題視されるまでかなり時間が経ってはいるんですけど、結局、おむつブランドでも同じようなことやらかしちゃってたわけかぁ。

一方で、パンパース(P&G)がこういう動画を公開しています。
www.youtube.com
子育てを社会全体でサポートするって意図が感じられる内容。
因みに、P&Gはアメリカの企業です。

P&Gは、生理に関してもこんなCMを作って評価されている。
www.youtube.com
インドでは生理中の女性がピクルスの壺を触るとピクルスが腐るという女性への不浄の迷信が残っているらしく、それを真正面からぶっ壊す内容で非常にエンパワメントを感じる。
詳しい内容はこちら↓
新しいカンヌライオンズ「Glass Lion」の試みとは?−−電通ダイバーシティ・ラボ 銭谷侑 カンヌレポート #canneslions | AdverTimes(アドタイ) - Part 2

P&Gは、他にも「女の子らしいとは?」ってこういうキャンペーンも。
www.youtube.com

建前だけでもいいから、こういう風にちゃんと女性が自分らしくいられる理想や理念を発信してほしいし、それに力づけられる人は少なからずいると思うんだけど、なんでもっと女へのエンパワメント的側面を出してくれないのか。
日本の広告代理店も大きな問題なのかね。
毎度毎度こう同じことやらかされると、日本の企業がこういう部分に追いつく日が果てしてくるのか、希望より諦めのほうが強くなりますね…。

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