田舎で底辺暮らし

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ブームに乗り遅れてアナと雪の女王観てみたら、アナが男とイチャついてばっかりだったYO!

ブームに乗り遅れて、「アナと雪の女王」を今更ながら観た。
ちなみに、字幕で。

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始まってすぐの感想は、今の3DCGアニメってこんなに映像がキレイなのか~ってこと。
もう実写というか、実写以上にキレイだ。
ディズニーのCGアニメ路線はあんまり好みではないのだが、これだけキレイだと凄いなぁ、と単純に感動する。
そしてミュージカルアニメということで、歌がめちゃめちゃいい。
女王が氷の魔法が使えるというのも、厨二心がくすぐられる。
あの映像で迫力の魔法を見せられれば、子どもはイチコロだろう。
と、まぁ月並みな感想をとりあえず。

私がアナ雪をみてみたくなったのは、Twitterなどでフェミ・ジェンダークラスタの人たちが絶賛していたからだ。
ヘテロ的恋愛ものが大の苦手な私でも楽しめるかなぁ、と思ったのだ。
しかし、これが正直期待はずれであった。
ディズニーを甘くみていたぜ!
ここまでヘテロ主義とは…。
とにかく「真実の愛」ゴリ押しで、びっくりした。

アナの行動には常に男性キャラが引っ付いてくる。
突発的に婚約をしたハンスとの仲をクリストフに責められるが、そのクリストフとも出会ったばかりなのに吊り橋効果でいい雰囲気になり、結局最後はCGアニメを最大限にいかした生々しいキスシーン。
重なりあう唇が立体的・鮮明で、大いに気持ち悪い…。
アナが出会った二人の男は、たまたま片方が悪い奴で片方が良い奴だっただけだ。
アナ、クリストフがたまたま凄く良い奴でよかったね!(嫌味)

妹がアゴだったり筋肉ダルマだったりな男と騒いでる間、エルサは一人引きこもりのプロとなって綺麗なお城で自由を謳歌している。
なんだこの対比は…。
出会った男とすぐに仲良くなるリア充な妹と、特異な能力を両親に抑えこまれ呪いに苦しむ誰とも接点をもてないマイノリティでコミュ障の姉。
旅の道中、アナはクリストフとイチャイチャしてばかりで、耐え忍んでいるエルサの孤独が間抜けに思えてくる。

ラストの方は吹雪の中、残り僅かな命のアナへ疾走するクリストフというヒーローのお約束シーン。
まぁ、最後の最後でアナの愛の相手は姉のエルサであったわけだが、それまでは二人の男相手にキスだの真実の愛だの騒いでたので、「え?いきなり!?」という唐突な展開で困惑した。

今までのディズニーはヘテロ主義の王道として「真実の愛」の相手は素敵な王子様であったわけだが、今回は姉であるエルサだった。王子様に救済される女性像を脱した、この点が非常に評価されたのだと思う。
しかし、最後の取ってつけたような姉妹愛の展開は個人的に、ヘテロ主義から家族愛にすり替わっただけのように思える。
しかも、脇では王子様ではないけれど力持ちで気のいい男性との恋愛も同時進行で、キスシーン付きのハッピーエンドなのだ。

最後の最後にエルサを選んだ理由が家族・血縁の絆という「真実の愛」だとしたら、これは非常に残念である。
恋愛至上主義が家族愛になりかわっただけだ。
「真実の愛」を見つけることで、国を危機に陥れていたエルサの能力はなぜか国民に優しい魔法となり自在にコントロールできるようになる。
まるで信頼ある良質な人間関係を築きあげなければお前は不幸になる!というメッセージのようで、非常にもやもやする。
孤独な自由は許されない。
健全な人間向けの内容だなぁ、と思った。
私は、マイノリティであるエルサのもっと自由なストーリーを期待していたのだが…。
正直、全然物足りない!
これならもうエルサが魔法で敵とバンバン闘って、国を制圧する超アクションアニメにでもしてほしかった。

でも、本当に映像はキレイだし歌もいいし、男性と接点を持たず両親の呪縛から逃れる孤高のエルサはちょっと今までにないヒロイン像だった。その点は評価したい(ディズニーアニメそんなに見てないけど)。
特に良かったのは、カツラの猿みたいな公爵に「お前もモンスターなのか!」となじられるアナをハンスが「彼女は普通さ」と庇う、マジョリティがマイノリティに対して無自覚な差別意識を見せるシーン。
さらっと描いているが、非常にうまいと思った。

しかし、ヒロインと結ばれ出ずっぱりの男性キャラが活躍するのに、世間では「男不要のアニメ」として一部からバッシングされているらしいことが驚きである。
そういう人は、そもそも女性主人公の話は観ないほうがいいのでは…?

あ、オラフは柳沢慎吾にしか見えなくて、あまり可愛くなかったです。