図書館でたまたま手にとったら、面白そうだったので読んだ。
吉田戦車は名前と、かわうそ君をぼんやり知っているくらい。シュールなギャグ漫画を描く人?そんなイメージなのだが、あってるのかな。
国内をちょろっと旅して、その紀行文とギャグテイストな俳句と挿絵を添えたもの。
多少内輪ノリな感じもあったけれど、気軽なエッセイテイストで読みやすかった。
食べ物がよく出てくるので、その点も個人的には好みだった。
俳句は正直、私には素養がないので、面白いものなのかどうなのかいまいち分からない。短い単語からイメージをふくらませるみたいなことが私はあまり得意ではなくて、それよりも詳細な文章を読む方が好きだ。
あとがきでは、同業者の伊藤理佐と結婚したと報告があった。紀行でもあちこち同行していたのだとか。それを書くのは野暮かと思って黙っていた、というようなことが述べられていたが、結局あとがきでバラしたら意味なくね?と思ったり。
で、何気なくググったら、椎名林檎との不倫情報が出てきて、ちとエッセイのイメーが崩れた…。
ていうか、椎名林檎は不倫しすぎだろ!昔は曲好きだったけど、スキャンダルの方が目立つようになって、曲も自然と聴かなくなった。
なんだか、男女の生々しい人間関係で本の感想がどうでもよくなってしまったぜ…。