田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

ドラマ「ボーダーライン」がそこそこ面白いけれど、なんだか勿体無い。

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第一回と先週、今週分のドラマ「ボーダーライン」を視聴。
NHKをつけっぱなしにしていたらたまたま流れていたので、なんとなく見ている。

消防署を舞台に、良くも悪くも現代風な考えの新人(小池徹平)が消防士として成長していくストーリーだ。

思っていたよりは、頑張って作ってるなぁという印象をうけた。

まず、出演者の演技が結構うまい。
主演の小池徹平もそつなくこなすし、準主役ポジションの藤原紀香もなかなかいい演技をする。
二人共関西出身だけど、セリフが大阪弁というのも関係あるのか、自然な演技で安心して見ていられた。
昨今のドラマは、事務所の力で、演技がど下手な若手でも主演に起用するような、まずキャスティングありきな風潮があるけれど、このドラマに関してはそういう心配がない。

あとやっぱ藤原紀香ってすごい美人だわな!
顔がどうのこうのというより(いや顔も綺麗だけど)、立ち姿というか全身の雰囲気に「あー、この人本当綺麗だなぁ」としみじみ思った。

この藤原紀香の役どころが、救急に命をかける救急隊長でありながら、一人娘をもつシングルマザー(ちなみに小池徹平の役どころも母子家庭で育っている)。
危ない仕事で、家を空けることも多く、娘に寂しい思いをさせているということで、元夫と娘の親権でもめている。

個人的に小池徹平と安易に恋愛関係などに持っていかず、娘の面倒もたまに見てもらうちょっと親しい部下と上司という関係のままで終わりそうなので、そこは高く評価したい。

先週、藤原紀香が過去に震災で妹を亡くした過去をうちあけて小池徹平に泣きながら抱きついたときは、おいおい、それはいくらなんでもないだろ…ってげんなりしたが、今週分を見たところ特に二人の関係に変化はなさそうだ。


だた、どうも今ひとつ物足りないものがあるよね。
消防や救急シーンはドラマとして大きな見せ場で、視聴者としても緊張感があって面白かったし、もうちょっと職業ドラマとして踏み込んでストイックに作ってもよかったのでは、と思うんだけど。
登場人物の家庭環境や人間関係のいざこざに時間を割きすぎてて、どっちも中途半端になってるように感じる。

あと、なぜか画面が妙に安っぽく見えるのは何でだろう。
これは日本のドラマ特有の何かなんだろうか。
地デジのせい?

アメリカあたりの海外ドラマと比べるとお金かけてる額が違うだろうから仕方ないんだろうけど、CGや火事のスケールが、なんだかいかにも作り物ですよ感があって、もうちょっとそれっぽく見せてくれればなぁ、と勿体無く思った。
好みもあるだろうけれど、ERみたいに怒涛の展開で息もつかせないみたいな、ああいうのをやってみてほしいし、この作品テーマなら出来たと思うんだけどなぁ。

とりあえず、来週が最終回なので、たぶん見る。

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