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田舎で底辺暮らし

貧乏喪女がネットの気になる話題など、雑多にあれこれ書いてます。

 

ペット依存の高齢者の行く末

昨日のクローズアップ現代は「どう過ごす ペットと老いの日々」ということで、老人とペットの関係性について。

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今、長寿化を続けるペットと、高齢者の関係が濃密になっている。
高齢者のみの世帯や独居世帯では、まさに家族以上、かけがえのない“終末期の伴侶”としてペットの存在感は高まっている。
しかし相互依存が深まるあまり、外の世界との交流を絶ったり病院への通院や介護施設への入居を拒んだりする例が多発。
かえって社会性を失い、高齢者の孤立が深まると危険性を指摘する専門家もいる。
さらに高齢者が亡くなった後に、長寿化したペットが取り残されるケースも増えている。
人間にいやしを与えてくれるペットの存在から透けて見える、高齢者の現実。長寿ペットと高齢者の関係から、今起きている課題を浮き彫りにし、より良き老後の過ごし方について考える。

まず、冒頭で紹介されたプードルを飼ってる老女が「浅田真央」と連呼しながら、プードルをくるくる回転させる芸を仕込んでいたことにちょっと笑ってしまった。

番組内容が深刻なので、このユーモアがどうにも空回りしている感が否めなかったが、それでも流したということは、制作スタッフがどうしてもこれを放送したかったのだろう。


で、独居老人とペットの関係性は依存度がかなり高くなりやすいというのは、確かに想像できる。

番組は、ペットによってなにかを拒否し、孤立してしまうケースを悪い例、ペットによって他者と繋がりができ人間関係が豊かになる、というのを良い例として紹介していた。

しかし、これも紙一重というか、どちらの実例もペット至上主義的な依存度にさほど差は感じられなかった。

番組内では、飼い猫の世話があるので目の手術になかなか踏み切れない女性に、いかにも快活といった雰囲気の介護師が「猫より自分の命を優先させてほしい」と説得をしていたが、飼い主からしてみれば自分で餌の用意ができない猫を放置して、その説得に首を縦に振るわけにもいかんだろうし、これで周囲を拒むペット依存した老人と紹介されるのはちょっとどうなのかなぁ、と思った。
女性はなんとか日帰りでできないだろうか、と問うていたが、介護師側は「できない」とにべもなかった。

結局、ペットの存在が気がかりなわけだから、猫をどこかにあずけるとか、そういう提案で説得しなきゃ責任ある飼い主なんだから家を空けることを拒んでも仕方ないのでは、とモヤモヤ。


ペットに興味ない他人からすれば、ペットの存在というのはどうでもいいが、飼い主にとっては唯一無二の存在であって、その両者の認識のギャップから色々とトラブルも発生するわけだ。

一人暮らしなのでペットへの苦情などトラブルによって余計に孤立し、更にペットへの依存が深まるという悪循環がくりかえされる。
そして、その結果の孤独死が最大の問題だと思う。

以前、パプワくんの作者である柴田亜美のエッセイ漫画を読んだことがあって、彼女はボランティアで犬の保護活動をやっているのだが、老人が残りの寿命を考えずにペットを飼うことに苦言を呈していた。
実際、飼い主が死んで取り残された結果、保護される犬というのがとても多く困っているのだとか。

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猫や小型犬なら長生きすれば20年近くは生きるものね…

番組内では、万が一自分になにかあった場合、ペット繋がりで出来た友人たちにお互い託すという約束をしている飼い主を紹介。

でも、実際その約束がきちんと果たされるのかどうかは、人間だし何が起こるかわからないわけで、難しい部分ではあるなぁ、となんとなく思ったり。

ペットは孤独な心を癒してはくれるけど、いざというときに人間みたいに何かをしてくれるわけではないから、ペットのこと思うなら人間関係大事にしてそこそこリア充生活してないと、飼い主もペットも頼れる人がいなくて困るわけで、結局、老いたらペット飼って引きこもらずに身辺整理と一緒にペットのその後のこともちゃんと考えとけよって話なんだけど、ペットも生き物だしデリケートな問題だね…。

旅はワン連れ (一般書)

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犬心

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