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田舎で底辺暮らし

貧乏喪女がネットの気になる話題など、雑多にあれこれ書いてます。

 

「文庫女子」フェアが色々ひどすぎた

紀伊國屋の渋谷店が、女性向けの企画とやらをツイートして盛大に叩かれていた。
ツイートやコーナーに飾られた企画説明によると、女子の意見を一切聞かずに、書店の男性店員が選んだ女性に読んで欲しい本という企画で、女性客を馬鹿にしてんのか、っていう文章のオンパレードだった。

本を楽しむ自由さを、ドヤ顔で全力でつぶしにきてる感がすごい。
そして、ヘテロ恋愛市場になんでも持って行こうとする安直な姿勢。

元ツイートは、予想外の反応に焦ったのかすぐに消されてしまった。
このフェアも撤去するらしい。
(フェアっていうか、小さいコンテナにおすすめの本とがっくりくるようなポップ飾って乗っけてた小さいものだったけど)

いや、元ツイートのあの内容で男女別なくは無理あるだろ。
男子が選びましたーって言ってたやん。
完全に男女区別した企画やないかって思うし、人に本勧めるくらいだからそれなりに本読んで教養を深めてるだろうに、女性向け企画として提案するのが「SF理解すれば男にモテるよ☆」ってなんだそれは。
せめてそこは、SF面白いよ、だろうが!

本を買いに来てるのに、こんな「女は東野圭吾か村上春樹くらいしか読まないだろうから、男の俺が色々と教えてあげよう」的な上から目線で女に本読んで欲しいなんて企画、客を馬鹿にするのもいい加減にしろって感じだが、どうやら出版社12社が協力して「文庫女子」フェアなるものを展開しているとか。

「文庫女子」フェアは、文庫の売上低迷を打破するために、「文庫をもっと読んでもらう」ことを目指して店頭の仕掛を強化します。
様々な販売データの分析から、「書店には20代~30代の女性客が多く来店しているにも拘わらず、文庫購買比率が著しく落ちる」ことが判明。
そこで文庫の増売には、まず20代~30代の女性をターゲットにした施策が効果的だとの考えから今回のフェアを企画しました。
「文庫女子」フェアでは、この年代の女性が「食べ物」や「健康」などの流行を毎年生み出していることに着目し、「文庫を持つことがオシャレである」というトレンドを作り出すことを目標としています。
出版社12社と連動し、第1回「文庫女子」フェア開催 - TOHAN website


そして極めつけはこれだ!

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ピンクだらけの画面に、ふにゃふにゃしたフォント、ハートマーク。
並んでいるのは殆どが恋愛本ばかり。

まさに、ダサピンク現象現る!って感じである。

これ見て、今まで本買わなかった人が買いたいと思うなんて本気で思ってんのかよ!!


てなわけで、ムカムカしたので、私も対抗して女性におすすめする女性主体の本を勝手に紹介します。
あ、私の好みなので、当然百合(レズビアン)要素を含むものが多いです。

アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)

アフリカン・ゲーム・カートリッジズ (角川文庫)

猟犬 特殊犯捜査・呉内冴絵 (講談社文庫)

猟犬 特殊犯捜査・呉内冴絵 (講談社文庫)

深見真氏の作品といえば、ムキムキのレズビアンアクションがみどころ。
特にこの2つはハードなのでオススメ。
シリーズ作品のヤングガン・カルナバルも大好きです。


海賊女王(上)

海賊女王(上)

皆川先生の書く女海賊の一生なんて、面白くないはずがない。
一冊が鈍器になるくらい分厚いですが(しかも上下巻)、読み出したらとまりません。
女族長として前線で部下の男たちを引き連れる様は最高にしびれる。
フェミニズム要素も強く、読み応え十分。


ゆうじょこう

ゆうじょこう

村田喜代子は私の大好きな作家。
これは熊本の廓に売られた少女の話。
遊女の話といえば、壮絶な悲恋ものが定番ですが、これは愛だの恋だのは二の次で、女の人権と労働問題をどこかユーモア混じりに非常にうまく表現しています。
村田先生の作品は他も面白いものばかりなので、是非。


ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)

ミュージック・ブレス・ユー!! (角川文庫)

津村記久子もずっと贔屓している作家さん。
どれをオススメしてもいいんですけど、個人的には初期の作品の方が好きなのでこれを。
学内ヒエラルキーの低い女子の学校生活とか、友情とか、音楽とか。
津村さん、時々男性主人公の作品を書くけど、絶対に女性主人公の方が面白いと思う。


以下は、女性同士の絆とか恋愛とか、フェミニズム要素あったりとかで面白かった作品を並べてます。

マウス (講談社文庫)

マウス (講談社文庫)

製鉄天使 (創元推理文庫)

製鉄天使 (創元推理文庫)

六道ケ辻 ウンター・デン・リンデンの薔薇 (角川文庫)

六道ケ辻 ウンター・デン・リンデンの薔薇 (角川文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

三番目の魔女

三番目の魔女

六月の輝き (集英社文庫)

六月の輝き (集英社文庫)

プロメテウスの涙 (文春文庫)

プロメテウスの涙 (文春文庫)

ヴァイオレット&クレア

ヴァイオレット&クレア

運命の剣〈上〉 (創元推理文庫)

運命の剣〈上〉 (創元推理文庫)

フラクタルの女神 (創元SF文庫)

フラクタルの女神 (創元SF文庫)

RUN RUN RUN (徳間文庫)

RUN RUN RUN (徳間文庫)

ひとまず、こんな感じです。
これでも結構絞ったんですけど、ちょっと紹介しきれない…。

そんなわけで、ヘテロ恋愛ものオススメしとけば女なんて釣れるでしょwみたいな、そういうのにいい加減うんざりしてる女性は読んでみて下さい。