田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

本を読まなかった幼少時代

今日の一枚。

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昨日に続き、これも玄関先に咲いてたよく分からない花。
出掛けようとしたら、いきなり土砂降りがきてしまい、30分後くらいの雨上がりに撮った。

写真というのは、結局構図とモチーフの魅力、それをどれだけいい感じで写し取れるか、ってことなのかしら。


話は変わって、こちらの記事を読んだ。fuhouse.hatenablog.com

私は親がどっちも高卒で、私自身も大学には行っていない。
家に金がなかったというのもあるけれど、やっぱ親が知的教養に対する興味がないという点で、アドバンテージに大いに差が出るとは思う。

というのも、本が家に全然ないんだよね…。

母親が聾唖者なので読み聞かせとかしてもらった記憶はないし、親が真剣に何か小説を読んでる姿を見たことないし、自分自身も中学に入るくらいまで漫画以外の本を全然読まなかった。
まぁ、田舎なので行動範囲に図書館などなかったけれど、本が面白いものだというものをそもそも知らないので、学校の図書館も殆ど利用しなかった。
(多分、今の本の好みからすれば、読みたい本なんかはあまりなかっただろうけれど)

小学生の時は昼休みに外で遊ばず、図書館に行くことを許さないような教師もいたりで、幼いころに本を読む機会を失ったのは、かなり痛手だったなぁ…と今でも思う。

本をよく読むようになった切っ掛けは、自分のセクシュアリティになんとなく気付きはじめてからかもしれない。
(性的マイノリティな人には多いんじゃないかな…)

それから、現在に至るまで本はわりと読むようになった。

最近、田辺聖子の随筆「いっしょにお茶を」をちらと読んだ。

いっしょにお茶を (角川文庫 (5880))

いっしょにお茶を (角川文庫 (5880))

これは、初版が昭和59年という、かなり古い本だが、力強く女性を勇気づける随筆ばかりだ。
田辺さんが女性作家が増えてきたことに触れ、文章を書くことを女性にオススメしている。
文章を書く上での具体的なアドバイスなどを綴り、やはり上達する一番のポイントとして最終的には「沢山の本を読むこと」と、ある。

やはり、幼少期に触れた本から得られる文章力や創作力というのは、もう私がいまさらどうあがいて手にはいれられないものなのだ、と思うとなんだか歯がゆいものがある…。

文章力の鍛え方 (中経の文庫)

文章力の鍛え方 (中経の文庫)