田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

スタンダードから外れる家庭環境の子供は想定してない教育

ツイッターで話題になっていたこの記事。headlines.yahoo.co.jp

学校ってまだこんなのやってんのかぁ…って感じだ。
小学二年生で生い立ちを振り返るって、成長真っ最中の10歳に満たない小さい子供に人生振り返らせて何の意味があるだかって思うし、この手の授業の目的が

「自分自身の成長を振り返り、多くの人々の支えにより自分が大きくなったこと、自分ができるようになったこと、役割が増えたことなどが分かり、これまでの生活や成長を支えてくれた人々に感謝の気持ちをもつとともに、これからの成長への願いをもって、意欲的に生活することができるようにする」

ってことらしいけれど、多用な家庭環境を無視してこんな大人の理想の子ども像を押し付けられても、「意欲的に生活」なんてことできんだろ…。

私は高校生のときにこの手のことをやらされたのを覚えてるけど、強制的に親への感謝の手紙を書かされて、それを担任が預かり、三者面談で親に手渡すっていう地獄みたいな親子の絆万歳☆イベントがあった…。
そんなことやらされたところで、家庭不和な子供にとっては精神的負担が強いられるだけで、本当何の意味もなかったし、こんなのでハッピーになれるような家庭なら、こんなことそもそもせんでもハッピーだろうし、本当意味不明というか。
公共教育って、こういう画一的な理想の家庭環境じゃない子でも平等に教育を受けられるべき点が重要なとこだろうに、相変わらずこういうことやってて、なんだかなぁ…って感じだ。

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