百合があるということで買ってみたヤマシタトモコの「くうのむところにたべるとこ」。
- 作者: ヤマシタトモコ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/02/25
- メディア: コミック
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焼肉をはさんで女がふたり。
生ハムを前に男は妄想。
糠に手を入れ、女が思う。
恋を知らない者にはソーセージの奇跡を。
鬼才・ヤマシタトモコが贈る、恋と食欲を謳うオムニバス!
本屋さんに行っても見つからなかったので、ネットで買いました。
かなり短めのストーリーが14話収録されていて、そのうち4話+巻末のおまけにレズビアンカップルが登場します。
下記リンク先から試し読みができるのですが、ここに登場する二人がそうです。
www.s-manga.net
美人でエロいレズビアンと、ちょっとぽっちゃり(1話じゃよくわかんないけど、後で肉付きが良いというエピソードが出てくる)で処女のカップル。
(この黒髪の女が無駄にエロい)
なんだかんだで付き合うことになった二人のエピソードは面白いし、一冊丸ごと二人の話だったら700円という値段以上の価値があったと思います。
でも、実際他の話はヘテロものだし、やたら食とエロの結びつきが露骨だし、レストランで百合カップルの話を盗み聞きして「あの二人レズですよ、エロいですね~」って興奮する気色悪い男が出てくるし、こういう気色悪い男の妙なアプローチにメガネの地味な女が頬染めちゃったりして、要するに百合以外が非常に目障りな一冊でもあります。
184ページのうち約35ページの百合を楽しむために、イラつくヘテロものも目に入ってくるというのがもどかしい…。
百合部分はなかなかおすすめですが、食とエロが結びついてるのがアウトな人には地雷に間違いないし、私はヤマシタさんのヘテロ描写がどうも合わなくて苦手だし(BUTTER!!!もそれで読むのやめた)、百合目当てなら百合のとこだけ読んでね!でも、これだけのために700円は高いよね…って感じの一冊でした。
百合ちょこっとだけだから、かえってもっと百合読みたくなっちゃうしね…。