田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

「アトミック・ブロンド」はアクション満載で百合で最高だった!

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ツイッターでかなり評判がよかった「アトミック・ブロンド」、気になったので昨日観てきました。
atomic-blonde.jp
youtu.be

1989年の東西冷戦末期のベルリンが舞台。
シャーリーズ・セロン演じるローレンはスパイとして重要機密が記載された「リスト」を奪還すべく他のエージェントと手を組み、さらに二重スパイの「サッチェル」なる人物も見つけ出すというミッションも任され、「リスト」を巡ってのスパイたちの騙し合いのなかでどう任務遂行をしたか、ベルリンでのことを回顧録的に振り返る形でのストーリーでした。

百合があるってことくらいしか前知識がなく見に行ったので、めっちゃアクションムービーでびっくり。
山場にちょっと派手な見せ場があるとかではなく、もうのっけから終わるぎりぎりまでアクション満載です。
しかも、そのアクションがなかなか泥臭くて、終盤付近の殴り合いはシャーリーズ・セロンの顔が血みどろになりブロンドヘアが血でピンクに染まってました。

このメイキング映像でも、アクションシーンについて言及されてます。
youtu.be

あと、時代設定は一昔前なんですが結構ポップな演出がされててお洒落な感じというか、音楽も80年代のをがんがん使ってていい効果になってたし、大画面と爆音で観られる映画館向きな感じもしました。

百合については、ローレンはバイセクシュアルって設定みたいで(原作の小説にはなく映画で取り入れられた設定らしい)、自分を尾行してる新米スパイ女性と関係持ってがっつりラブシーンありました。
最初は情報収集に役立つという仕事のためだったみたいだけど、その後も関係持って明らかに情が移ってるのが分かります。
(この相手のデルフィーヌの最後の扱いについてだけが本当にこの映画の不満ではあるんですが、スパイものだし仕方ないかなあと思いつつもやっぱり何とかしてほしかった…でもゲームに勝ったのは彼女だし…とかぐるぐる考えてしまう)
シャーリーズ・セロンが事後にその子に腕枕しながら煙草プカーってしてる超美味しいシーンが見られます(笑)
あと、バイオレンス映画にありがちなレイプシーンとかも皆無だし、女性への性暴力を匂わせるシーンとか全然なくてそのあたりも凄くよかったです。

余談ですが、髭モジャで似たような顔の男が三人くらい出てくるんですけど、その男たちの見分けが最初全くつかなかったので(西側にも東側にも同一人物がいるのはなぜ???ってなった)、これから見にいく人は公式サイトあたりで人物相関図を少しチェックして見にいくといいかも。

とにかく、女主人公のこういうのめっちゃ見たかったんだよ!ってのがこれでもかと詰め込まれた映画でした。
もっとこういう映画やドラマが増えて欲しい。
女を見下してる男をボッコボコに殴り倒したり、躊躇いなく撃ち殺すっていうシーンが最高。
昨年はゴーストバスターズリブート版が最高でしたが、今年はアトミック・ブロンドで決まりかと。
個人的にはかなりおすすめです。
もう一回くらい観に行きたいし、早急に続編作って欲しいぜ。

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