田舎で底辺暮らし

貧乏喪女がネットの気になる話題など、雑多にあれこれ書いてます。

 

最近Netflixで観た作品の感想まとめ その8

ヒルダの冒険: シーズン1

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女の子が主人公のファンタジー要素がある、成長と日常を描いたアニメ。
作中、不思議な生き物?妖怪?みたいなのが色々出てきて面白い。絵柄も素朴で可愛いくて、見ていてまず目が楽しい。
海外の女児向けアニメは、過剰にキラキラカラフル(メイクしてハイヒールとか)みたいなのが結構多くてなかなか見る気が起きなかったけど、この素朴な雰囲気は好み。
子供の冒険の手ほどきって、大抵の場合父親が教えて母親は大体それをよく思っていないみたいな構図が多いけど、ヒルダは母親と二人暮らしで母親が娘の冒険を率先してサポートしている。彼女も昔そうやって冒険してきたんだな、というのがとても上手く伝わってくる。
序盤に出てきた乱暴でやな感じの男子と親しくなるのかと思ったけど(日本のフィクションってそういう展開超多いじゃん?)、そいつは結局ずっと嫌なヤツで、友達になった男子はまともな気の優しい男子でいちいち女子にマウント取ろうとしない。
これをもっとちゃんと日本でも取り入れろよ、と思った。
終盤、ちょっと百合っぽい感じもある。
アニメとしてのクオリティも高く、かなりおすすめ。
ただ、こういうアニメの世界でも色々な重要職は男性が殆どなところに、まだ改善の余地ありな難しいものを感じる。

ネクスト ロボ

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主人公の女の子像としては結構新鮮で、サッカー少女でスカート姿もないしOPで「rebel girl」の曲と共に自分で髪の毛切っちゃたりするグレた恋愛描写のない女の子。喧嘩して顔に痣作っちゃう。
OPは特に主人公の女の子の怒りが溢れててすごい良かった。
製作はカナダと中国みたいで、近未来設定で中国ベースな雰囲気があちこちに見られる。
気になるのは、主人公と仲良くなるロボは日本語だと一人称が「僕」になってて、なんかそこで性別を感じさせる一人称って必要あるのか?っていう。
性別を感じさせない形態のものの基本がオス的なものにされるっていうのは、めっちゃなんだかなぁって思う。
近未来ロボなのにバリバリの肉弾戦で、電脳戦じゃない。
重要人物と思われた博士があまりにあっさり殺されてびっくり。
CGもすごいしこれは映画で公開しても全然いけるレベルと思うけど、ストーリー的にはやっぱロボ(男)がロボ(男)と戦い女の子を守る、そしてボロボロになったロボのその後のケアを女が担うっていう手垢のついたヘテロ的ジェンダー観を感じさせるものがあるというか…。
主人公の飼い犬もオスで、この手の大衆向け作品って基本コンビがヘテロかオス同士で、女同士の連帯をなぜか描けないよなぁ…
終盤、母親と絆を取り戻したり、敵対してた女の子と仲良くなるのは救いだったけど、特にあれだけ敵対してた女の子といきなり意気投合する説明不足は感じた。
もうちょっとそこは掘り下げてほしかった。
メガネかけた女の子との関係とかももうちょっと面白く出来そうだったから、そこももったいなかった。
でもやっぱこの曲使うなら、やっぱロボは女的な同性連帯ものがしっくりくるよね…?
youtu.be

怪盗グルーの月泥棒

2010年の作品。養護施設にいる三姉妹がグルーに引き取られるって話だけど、特に罰されることもない養護施設での虐待描写(養護施設は酷い所です的なアピールのため)は完全にアウトって感じで8年のときの流れを感じた。
孤児たちを都合よく自分の悪事のために利用するつもりで引き取れるというシステムの問題とかすごい感じたし、結果としてグルーが子どもたちを愛せたからいいが、彼女たちの幸せは本当に大人の都合で左右されてしまう危ういものだった。
実際、博士に邪魔なものとして施設に送り返されてるし。
グロかったのが、キッチンに用意された子どもたち用の餌と水とトイレな。
日本でもネグレクトとかで餓死したり檻に閉じ込められたりみたいなニュースが実際に流れてくるから、それを連想させるっていうか、フィクションとしての誇張に見えないリアルさを感じて、すごい怖かった。
引き取った男側の都合で別の男に誘拐されたり、それ救ってヒーローになったりっていうのがどこまでも男対男のやりとりで振り回されるのが弱い立場の女の子っていうのが、すごい闇って感じだった。三姉妹は可愛かったけど。

フェミニストからのメッセージ

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40年前に撮ったフェミニストたちの写真から色々振り返るって感じのドキュメンタリー。
過去と現在のデモの様子や、母娘三代でデモに参加している人がいたり、中絶の権利、人種問題とフェミニズムなど、高齢になったフェミニストたちなど色んな女性からのインタビューがあり、とてもおもしろい。
男性の性差別な言動に、その場を笑って誤魔化して後で「フェミニスト的な対応じゃなかった」ってめちゃめちゃ後悔する、あとで一人で傷を舐めることになる、男性に配慮する癖がもう身についてしまってる、っていうのはここでも語られている。
ただ、翻訳が一部変なとこがあって、ホモフォビアをなぜかホモと訳していたりするので注意。

バーフバリ 王の凱旋

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以前、話題になっていたので名前だけは知っていた作品。
個人的には主人公はともかく、後に恋中になって結ばれる姫が非常に自立心が高く、意思表示、特に怒りをはっきりと表明し、主人公と並んで敵兵相手に互角に戦うという人物像が時代の流れなどを感じさせてとても面白かった。
男女のジェンダーの抑圧関係をうまいこと薄めている感じがする。
弓矢を姫も主人公と同数の三本射ったりとか、王も「私はあなたのものです」と告げたりとか。
船への渡しが折れて足場の代わりに王がためらわず我が身を橋にして姫の足場になるのも、王の立場でありながら姫への献身さを見せている。
このシーンはある意味超マッチョという感じがしなくもないが、まぁ邦画のクソみたいな男女関係に比べたら力あるものが献身的に振る舞う分、全然マシとも思える。
なんというか、そういうとこの塩梅が上手い。
あと、映像がとにかく派手でスケールがデカい。それだけでもすごい見ごたえがあった。
壮大なファンタジー色のある物語にはどれだけ金がかけられるか、それを上手く活かせるか、というのをしみじみ感じた。
船が飛んだり、ヤシの木から人間大砲やったり、ちょっと笑えるシーンもあるんだけど、それも全然アリと思わせるスケール感。
終盤のバトルに超かっこいい女戦士が出てきたけど、どうやら一作目に出たキャラのようで一作目は未見なので少し気になる。
主人公や敵対してたヒール役の男性、脇毛やムダ毛が一切なく処理していたのは興味深かった。個人的にはこれは大歓迎。
長らく奴隷化されていた姫が、息子ではなく自ら悪漢を焼き殺したのはカタルシスあった。
ただ、いくら女を主体性のある魅力ある人物として描けたとして、男が主人公という点ではまだまだ道のりは遠いのかな、と思った。

クリスティンの奇妙なお菓子教室: シーズン1

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セクシーな魔女が同居してる変な生き物(一度死んだアライグマとか、猫のゾンビとか)と一緒にお菓子作る番組。
同居人たちと繰り広げるミニドラマ風な流れの中でホラーテイストたっぷりなお菓子(とか工作も)を作る。
基本、それお菓子ってレベルじゃねえ!って感じで、それもちょっと笑える。
ジェンダー的には料理で男の胃袋を掴もう的なこてこてな部分があり、そこは残念。アライグマの女の子がたまにパンチのあること言ってくれたり、いろいろ引っ掻き回したりしてそこは楽しめた。
ゆるく見れる内容かな。

ハウス・オブ・フラワーズ: シーズン1

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メキシコが舞台の花屋を営む裕福な一家のメロドラマ。コメディ寄り。
花屋を切り盛りする女性と夫は一見夫婦仲は良好に見えるけれど、実は夫は浮気していて隠し子までいる。その浮気相手が花屋のパーティーの最中に屋敷で首吊り自殺したところから話が始まる。
夫婦の娘二人と息子一人、屋敷の財務担当者(息子の彼氏)、長女の息子、長女の元夫(現在はトランス女性)など、とにかく人間関係がそこかしこで入り組んでいる。
息子は最初ゲイだと思ったら女の子とも寝ていて、一応バイセクシュアルという設定みたいなんだけど、とにかく人間関係もがだらしがなく、その場のノリで浮気をして婚約者を裏切る人間がバイセクシュアルというのはセンシティブさに欠ける気もするのだけれど、どうなんだろう…。
夫の副業の関係でドラァグクイーンのシーン沢山ある。
みんな息するように浮気するから、あーだこーだ文句言いながら見る感じかな。
ただ、浮気したりする人は必ず相応の報いがあるのが面白い。
謎に日本ネタが割とある。あと男の尻がやたら映る。

シーラとプリンセス戦士: シーズン1

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女の子たちが活躍するアクションファンタジーアニメ。
主人公は自分が育ってきた場所が実は悪の組織だったことを知り幼馴染と敵対、世界のプリンセスたちと力を合わせて悪と戦うといういかにも王道なストーリー。
恋愛云々はかなり薄くて、主人公には全くなし。
途中で仲良くなって行動を共にする女子と男子がいて、付き合ってるのかな、と思ったけど親友という間柄。
女子をアクションファンタジーのメインにするんだ、という強い意志をかなり感じる。
男子キャラはどちらかといえばケア要員的な感じで、これまでの男子メインのアクションアニメに対するアンチテーゼかな。
(ただ日本語吹き替えは字幕に比べてなぜか男子の口調がかなり横柄になっててがっくり)
こういう超王道で正義側も悪側も様々な女の子が活躍しているという話は、やっぱもっともっと必要だと思った。
百合的にも色々楽しむ余地あり。終盤には百合カップルらしきプリンセスたちが登場。
ただ、作画がかなり大味なので、そこのクオリティがもっと高ければなぁ、と。
そこがちょっともったいないけど、あくまでも子供向けってことかな。

ブラックライトニング: シーズン2

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今シーズンから毎週の配信になったようで、イッキ見できないのが結構きつい。
いまのところ四話までみたので、あとは暫く我慢してイッキ見かな。
レズビアンのアニッサのロマンス相手に新しい人が登場したり、前ちょっといい感じだったアジア系のクールな女性が再登場したり、S1よりはロマンス展開が期待できそう。

ノーム・アローン

最初の20分ほどを見てもとくにピンとこないから見るのやめてしまった。
母子家庭育ちで学校に馴染めないっていうのは「ネクストロボ」と同じような設定なんだけど、距離感おかしいうざい近所の男子とかいかにもなクインビーキャラとか、既視感ありすぎて今更アニメで見せられてもなぁ。
あと、引越し先の家を牛耳ってるノームが男というかおっさんばっかで、主人公がそれに振り回されるみたいなのも全然興味がわかないっていうか、目新しさがないというか。

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇

ホラーを期待したが、息子を殺した狼探しを依頼した若い母親がなぜかいきなり裸で現れて(精神錯乱を表したかったのか?)、仕事を依頼したおっさんというか爺さんと同衾したのが気色悪すぎて見るのをやめた…そのシーン絶対必要ないだろ…。