田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

嵐のDVDレビューで感じた、アイドルグループに求められるもの

私の好きなアイドルはハロプロ系列で、ジャニーズは全然詳しくない。
そもそも、テレビをほとんど見ないので芸能人自体に詳しくないのだけど。

HeySayJUMPから二人ほど抜けるみたいなことをTwitterで見かけてなんとなく知ってたり、Kis-My-Ft2には明確に後列と前列で格差がある、という程度の知識。

で、TwitterAmazon嵐のDVDレビューがすごいとあったので、ちと見てみた。
これが、とても熱い!
この熱意がジャニーズを支えてるのかぁ、としみじみ思った。


レビューを見ると、とにかくカメラワーク・編集について批判が相次いでいる。

年々ライブに参加できないファンが増えているような状況でどれだけたくさんのファンが心待ちにしていたでしょう。
レポも読まずに出るまで待っていたファンも多くいると思います。
そんな方々がこの映像を見てがっかりする…それはそうでしょう。
メンバーが細切れに写り、特定のメンバーはアップ多様。
ぐるぐる変わるカメラワークに乗り物酔いする私は酔ってしまった…

ジャニーズというと、コンサートにお金をかけてド派手なイメージがあるのだけど、カメラ仕事も一流の人雇ってそうじゃないか。だって天下のジャニーズだもん。
以前、KAT-TUNのライブドキュメントみたいな番組で、火と水がばんばん飛び出す演出見て、ライブにかける金の規模が凄くてびっくりしたのを覚えてる。

しかし、カメラワークでここまで批判があるということは、嵐のファンが求めるものとはかなりズレているのだろう。


あとは、松潤がコンサートの演出をしていることも、このレビューを読むまで全く知らなかった。
しかしそのセットリストや演出についても、非常に厳しい意見が多い。
五人全員をバランスよく見せて欲しいファンの要望に対して、松潤が目立ってばかりの演出に不満が続出という感じ。

自己中な演出をするコンサート隊長って必要ですか?
松本さんの演出って結局自分が目立つような選曲、構成ですよね。

し、辛辣だ…。
ていうか、松潤はコンサート隊長なのか。


特に相葉くん主演『ラストホープ』のタイアップ曲『Calling』については、厳しく言及している人が多い。

コンサートは落選したので、DVDで初めて観て唖然としました。

コンサートの構成としても、モノクロ~PARADOXからの最高の盛り上がりを見せる、相葉くんのドラタイ曲Callingで相葉くんがいない!

相葉くんがソロ準備のためはけた後の特効、花道~バクステでのダンスというめちゃくちゃかっこよくキマる部分です。

なぜ?
なぜここに相葉くんがいないの?

一番かっこよくキメて見せ場となるはずの場所に主役がいない違和感と残念さ。悲しみすら覚えました。

これはファンでなくとも、首を傾げる演出。

なんとなく、松潤は戦隊物でいえば赤!どセンター!
いわゆるSMAPのキムタクみたいな、グループ内では一番人気でとにかく持て囃されている、というようなイメージがあったのだが、嵐ファンの間でそんなことはないらしく、世間のイメージとはかなり違うようだ。


顔がいい、パフォーマンススキルがある、そこだけを求めるなら別にアイドルグループである必要はない。
歌が下手、ダンスが下手、そんなことはアイドルを応援する上ではそれほど大した問題ではなくて、そんな欠点を上回る独特の魅力にファンは惹きつけられる。
特に、グループとして活動しているアイドルは、その要素がかなり強いと思う。
メンバー同士、互いに足りない部分を補い合って、一つのグループとしてまとまり、その魅力がさらに個人を引き立て、相乗効果になる。

だから、グループ活動しているアイドルはソロに転身すると、それまでの人気を保つのがとても難しい。
グループの一員であったからこその魅力がとても大きいからだ。

アイドルグループにおいて、センターや個人だけを過剰に目立たせるやり方は、グループを応援するファンに向き合っていないと思われても仕方ないのかもしれない。
(私は現在のモー娘。におけるセンター固定制と、フォーメーションダンスにはちょっと疑問を感じている…)


AKBはそれを逆手に取って、総選挙で誰がセンターになるか、というヒエラルキーの下克上劇をエンタメにしてファンを煽る手法だけど、あれってファンは相当しんどそうだなぁ…。