田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

子供の性犯罪に対する夫婦間のズレ

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子供の性犯罪被害について夫婦間で大きな認識の溝があって、話さえできなくてどうしようもないという話題をみかけた。
え、ここまでひどいの?って、なんとも言えない気持ちになった。

Twitterからの引用が続きますが、あしからず。













んー、ここまで性犯罪に対して認識にズレがあると、共同で子育てするのって、物凄い難しそうに思うんだけど、時間を巻き戻せるわけでもないし、この父親たちの認識が今後改まるとも思えないし、どうするんだろ…。

結婚するつもりなら、付き合ってる間に相手が性に対して、どういう認識でいるのかは確認しておかないと、子供できてからここまで相手と大きなズレが発覚したら、ちょっと取り返しつかないよなぁ。

制服着るような思春期頃になれば女子なんて物凄い痴漢に合う確率はあがるし、そういう被害にあった場合にこういう親に被害を報告できる?
こんな認識じゃ、もし子供が被害にあったら「お前に隙があったからそんな目にあったんだ!」って、この夫たちが怒りだすのは容易に想像できるし、そこが一番心配だ…。

実際、高校生のときに私は痴漢の被害にあったけれど、家父長意識が強くてミソジニー発言の多い父親に被害にあったことなんてとても言えなかったから、泣き寝入りするしかなかった。


他にも、実際に子供の頃、トイレで男に妙なことをされて、性犯罪だと認識できていなかったけれど、なんだか親には言ってはいけないことなのだ、と後ろめたい気持ちで被害を黙っていた、という体験談もみかけた。
表に出る性犯罪の事件の背後には、多くの泣き寝入りや表面化しない被害者がいるのは、もうちょっと共通認識されているのかと思ってたけど、全然そんなことないのな…。

性教育でしっかり避妊について教えることさえ寝た子を起こすな、なんて言ってるような日本じゃ、性犯罪について男女で共通の危機意識を持つのって、気が遠くなるほど先のことになるのかしら。


少なくとも、母親である一連のツイート主さんたちは、児童の性犯罪に対して問題意識をはっきり持っているので、その点ではまだ救いがあるのかな…。


しかし、本当に公共のトイレって変質者がかなり多いよ。
先月、こんな記事を書いたばかり。

女体持ちとして生活してると、びっくりするくらい日常生活に性犯罪が潜んでるなぁ、って感じる。
図書館とか、本屋とか、道聞くふりして近づいてこようとしたり。

性犯罪について、性欲の本能がどうとか言う人もいるけど、加害者ってかなり狡猾に弱い存在を狙っていて、抵抗する力もなく、性犯罪の被害を認識できないような子供は格好の餌食だ。
自分の子供のことなのに、その事実から目をそらし続けてどうするんだろう、って思うよね。


子育て雑誌のアカウントが、子供が犯罪に巻き込まれる危険な場所についてツイートしてるので、参考にどうぞ。
入りやすく、見えにくい場所」は、注意が必要だとか。







「そんなに神経質に気にしてたら、何もできないよね」って、結局今まで被害者の立場にたつこともなく過ごしてきた、ラッキーな人の呑気なセリフだなぁ、って思う。
特に性犯罪に関しては被害者の落ち度がこれでもかとほじくり返されるし、被害にあえば心身ともに大きなダメージを負うわけで、庇護すべき存在の子供に対しては気をつけすぎるくらいで問題無いんじゃないかな。

子どもと性被害 (集英社新書)

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