田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

ドラマを見たり本を読んだり

NHKをつけていたら流れてきた「限界集落株式会社」を、先週からなんとなく見ている。

簡単にいえば、古い習慣にとらわれている田舎の農業をどう立ち直らせるかって話だ。

主演の反町隆史久しぶりに見たなぁ…って、まぁ普段民法のドラマとか全然見てないから私が知らないだけで色々出演していたのかもしれないが、ちょっと老けたとはいえまだまだ精悍な中年である。

それだけに、なんだか役どころにハマらないというか、多額の借金抱えて娘や実家から逃げて東京でさえないタクシー運転手やってるなんてルックスにはとてもじゃないが見えない。
肌は真っ黒だし、ガタイもよすぎる。

なんだか寡黙に黙って辛気臭い表情をする役なのだが、その黙っている深刻な表情からもみなぎる自信がどうしたって漂いまくっているように思える。
あんまり役とは合ってないかなぁ、という印象だ。
ガタイいいから、農作業姿は似合っていたけど。
しかも、地味に都会暮らしかと思いきや、ひと目で水商売とわかるようなイケイケの井上和香と半同棲していたようで、ずっこけた。

反町隆史の娘役の子が亡き祖父が残した有機農業の畑を守りたいという真っ直ぐな性格で、それで一儲けしようとする怪しげな経営コンサルタントが谷原章介で、この二人のコンビがやたらと息が合っているというか、見ていて楽しいので、一層反町隆史の役どころが浮いて見えたりもした。
なので、主役なのにあまり目立っていないという妙なことになっているw
そもそも、成人済みの子供がいるように見えないしなぁ。

それなりに渋さはあるが、ハマる役の幅が狭そうな俳優なのかな。
ちょっと、勿体ないね。


今日は角田光代の「何も持たず存在するということ」というエッセイ集をパラパラ読んだ。

何も持たず存在するということ

何も持たず存在するということ

3,4ページの短いエッセイ集でとても読みやすかった。
なんだか既視感があるなぁ、と思ったら西加奈子のエッセイとちょっと似てるのかな。
どちらも酒好きで、酒ネタが色々ある。

そういえば、マッサンに出演している小池栄子の評判がかなりいいみたいだが、何度読んでも泣いてしまう角田光代の「八日目の蝉」は、原作がとても面白かったので、ドラマ版も映画版もチェックした。

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

映画版に出演していたフリーライター役の小池栄子の演技がとても上手くて、主役の永作博美や井上真央よりずっと女優として光っていた。
私生活で妙な男と結婚したのが残念ではあるが、もっと女優としてその才能を活かして頑張って欲しいなぁと思う。