田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

初参加のフラワーデモ

11日は東京駅近くで毎月やっているフラワーデモへ参加してきました。
www.flowerdemo.org

今回が初参加。
午後7時過ぎ頃、丸の内中央口を出て、そのまま真っすぐ広い通りを進むと、それらしき人の集まりが見えたので後ろの方で立って様子見。
通りの縁石?をスピーチの台のような感じにして、聴衆のみんなはそれを半円に囲む感じ。
撮影NGゾーンが設けられてはいるけど、自分みたいな初見だとちょっとどこなのか分かりにくい。
先に参加していたフェミ友の方からの撮影NGゾーンの場所を教えてもらったので「あの辺かな…」と目を凝らすと、撮影NGらしき紙を持った人が立ってたので(縁石に向かって左側)、そちらの方にすすすっと移動。

まずは主催者の方などが色々とお話し。
最近立て続けに目にする性的虐待などの無罪判決に、DVや強姦なども扱う弁護士の方からの熱い怒りのメッセージが寄せられ読みあげられた(これが具体的な指摘でとても良かった)。
こういう専門家の人の声があると、やはりみんな心強いと思う。

そのあとは、デモ参加者からその場でスピーチする人を募る(このときは撮影や録音はNG)。
その場で考えながら喋る人とか、予めメモを用意してきてる人とか、色々いた。
被害当事者の人が多く、声をつまらせたり涙ながらに必死に喋る人も少なくなくて、聞いてるほうもなかなか辛いが、話してる方はもっと辛いだろうから、プロのケアする人がいないこの場で大丈夫なのだろうか…とすごい思った。
涙ながらに頑張ってる人のスピーチ聴いていると、どうしてももらい涙みたいになってしまうので、これから参加するって人はティッシュとかは持っていったほうが良いと思う。
私はなんでか涙より鼻水がめっちゃ出てきて、ティッシュ持ってて助かった…

聴いてるみんなが同意や応援の意味で拍手したり、暖かい雰囲気だった。
マイク代わりのトラメガの不調があったものの、なんかそれで参加者に謎の一体感も生まれたりして面白かった。
とにかく、性犯罪の矮小化には絶対に加担しないようにしたいと思う。

今回は150人ほどが参加したみたいで(休日の東京だからもうちょっといるかなと思った)、1人で来てた人も結構いたと思う。
座ったり立ったりして聴いてるだけで、好きなときに離脱できるので参加のハードルはかなり低い感じ。
見た感じ、女性が9割ほどだったかな。若い人も高齢の人も幅広くいた。
お花持ってたり花柄の服身につけたりしてる人も割といましたが、そこは気にしなくても大丈夫で、私は花柄のものは何も持たず、ちょっと気合入れるためにフェミニズムTシャツ(以前、自分でオンラインオーダーして作った)を着て参加しました。
プラカード持ってる人もいたな。

今は全国18箇所とかでフラワーデモやってるみたいです。
運営は完全ボランティア。今のところ個人費で賄われているので、Tシャツ(4000円)を販売し運営費に当てるらしく、デモ終了後は試作品?を販売してました。
4000円はちょっと厳しいので、私は千円だけカンパ。
サイトのほうでも販売するみたいなので、気になる方は是非。

あと、これは愚痴みたいになりますが、悪い意味で印象的だったのは報道陣らしき人らがデモで集まった人たちの半円の最前列辺りをデカいカメラで占領していること。
後ろの人の邪魔になるし、あれは何なんだ。
私は最後の方までいたけど、どこの記者かもわからない人たちが最前列の方で行ったり来たり、報道陣のマナーがとても良いとは思えなかった(多分これでも大分改善されてる)。
脚立立てたり、デカいカメラ担いで視界塞ぐなら、後ろの方にいるのがマナーじゃないのか?
そして、せめてどこの記者なのかくらい分かりやすく腕章着けるとかしなよ、と思った。
こんだけセンシティブなデモなんだから、せめて素性をはっきりさせるのが報道側の真摯な態度というものではないのか?
飛び入り参加のスピーチタイムで撮影や録音などはNGのときに、前の方に来てカメラで撮影してる人がいて、参加者から注意されたら「これ許可取ってるんで」って。
どこの記者かもこっちには全然わからないから、そういう許可とやらが本当なのかその場しのぎなのかも判断がつかない。
なんだかなぁ…って感じ。
報道陣には、こういうデモの趣旨を考えれば、自分たちがどう振る舞うべきか分かるだろってことをちゃんとしてほしい。

初参加のフラワーデモはこういう感じでした。
日中はひどい暑さでしたが、日が暮れて結構風もあったので涼しくラッキーでした。

デモ終了後は合流したフェミ友の方と近くにある謎のビルの地下でお茶漬け食べて帰りました。美味しかったです。
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