田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

夏休みの宿題は本当に必要なのか?

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夏休み最終日のこの土日は、子供が溜め込んだ大量の宿題をせっせと代わりにやる人も多いかもしれない。

しかし最近では、代行業者がやってくれるらしい。



読書感想文はもちろんだが、私が一番困ったのは、自由研究・工作だ。
これが一体、何をするものなのかさっぱりわからなかった。
よく分からないので、近所の絵を画用紙に描いてみたりした。

夏休みが明けて登校すると、優等生な子たちは空き瓶を土台にして、紙粘土をはりつけ、空き瓶の蓋やビー玉・おはじきを使ってなにやら立派なお城の貯金箱をつくっていたりする。
他にも昆虫採集して標本をつくっていたり。

今思えば、明らかに大人が協力したとしか思えないしろもので、宿題を一緒に手伝ってくれる大人がいるかいないかという家庭環境で、宿題の出来に大きく差が出るのは確かだ。

夏季休暇中、勉強時間を管理してくれる大人がいるかいないかも大きな問題だと思う。
自ら率先して毎日少しずつ宿題をこなす子どもって、どれくらいいるんだろう。

最終日に、何も手を付けていないプリントや問題集を解くのには膨大な時間がかかる。

子供の手には負えず、大人でもそれなりに時間とアイデアが必要な夏休みの宿題にビジネスチャンスが見出され、今は金でまかなえる時代になった。


海外はどうなのかと思って調べてみると、アメリカやヨーロッパなどでは、夏休みの宿題というのはまずないようだ。
9月が新学年になるので、学年の変わり目ということもあって大量の課題を出されることがないという。

一方、韓国はかなり日本と似ていて、膨大な宿題の量は子供だけでやるのは無理なので「ママの宿題」とまで言われており、必須課題と選択課題というのがあるらしい。
教育熱心な国なので、その他に夏期講習など習い事もかなり多いという。


私に限っていえば、長期休暇中の課題は全く身になっていない。
教師から叱られるのが嫌なので、とりあえず課題をやったという体裁を整えるために、やっつけでこなしていただけだ。
自分で採点する問題集だと最後のページに答えが載っているので、それを写して、ところどころわざと違う答えを書いたり、そういう小細工のやり方に頭をまわしていた。

家庭不和な環境で親には頼れないので、最終日間近はいつも一人で徹夜。

毎年のことなのだが、それでもやっぱり宿題を毎日少しずつやるなんてことは全くできなくて、見せかけだけの勉強だったなぁ。

下剋上受験-両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!

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