田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

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レズビアン刑事が主人公のミステリー小説「ダラスの赤い髪」の感想

年末年始はこの本を読んで過ごしました。 2019年に発売されていて、最近まで全然知らなかったのでこの本の存在を知ってすぐにKindleで購入しました。ダラスの赤い髪 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:キャスリーン ケント早川書房Amazon テキサス州ダラス市警麻…

長田佳奈「うちのちいさな女中さん」1巻のレビュー

あらすじを読んでみたら気になったので購入してみた漫画です。うちのちいさな女中さん 1巻 (ゼノンコミックス)作者:長田佳奈コアミックスAmazon 昭和9年、東京で翻訳家をしている蓮見令子の家にやってきた女中は、まだ14才の野中ハナ。 にこやかではあるけ…

澤村伊智「ぼぎわんが、来る」の比嘉姉妹シリーズを読んだ感想

猛暑だし、コロナだし、ってことで、買い出し以外は全然外出もせず、地味に過ごしています。 そんな引きこもり生活で鬱々としていたのですが、最近アマプラに「来る」が配信されたってことでTwitterでその話題が流れてきまして。 映画の方はあんまり興味がな…

志村貴子「おとなになっても」1巻の感想

大人百合ということで宣伝されてた志村さんの漫画が発売されたので、早速Kindleで購入しました。 小学校の先生をしている綾乃は、久しぶりに立ち寄った行きつけのバーで、朱里に声をかけられる。 二人は初対面ながら意気投合し、そのまま朱里の部屋へ。 キス…

最近読んだ百合漫画の感想

ちょいちょい漫画購入して読んでるんですけど、感想記事を書くのをどうしてもサボりがちに… 今回、まとめて紹介します。 中村明日美子「メジロバナの咲く」1巻 メジロバナの咲く 1 (楽園コミックス)作者: 中村明日美子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2019/0…

村田喜代子「飛族」の感想

ツイッターで見かけて気になったのでKindleで購入。 飛族作者: 村田喜代子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/03/14メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの島にいるのは、ふたりの老女だけ朝鮮との国境近くの島でふたりの老女が暮らす。 九二歳…

ヤマシタトモコ「違国日記」1巻の感想

「へんな人と暮らしはじめた。 お父さんとお母さんが 死んだので。」 35歳、少女小説家。(亡き母の姉) 15歳、女子中学生(姉の遺児)。不器用女王と子犬のような姪がおくる年の差同居譚。 手さぐり暮らしの第1巻! 少女小説家の高代槙生(35)は姉夫婦の葬式で遺…

「エプロンと加瀬さん。」の感想

暑くて暑くて、何もやる気がおきず、せめて百合くらいは摂取しないと…! って感じで、Amazonギフト券をチャージして購入しました「エプロンと加瀬さん。」。 エプロンと加瀬さん。 加瀬さんシリーズ (ひらり、コミックス)作者: 高嶋ひろみ出版社/メーカー: …

紺野キタのWEB新連載「Lily lily rose」が百合!

Lily lily rose - デンシバーズ 木々に囲まれたとある屋敷に、少女が一人訪ねてくる。 少女の名は凜々(りり)。 家主らしき女性に導かれ、凜々が中に入っていくとそこには、たくさんの本と、たくさんの猫たちが! 屋敷に出入りする人々や、不思議な事に遭遇…

最近の百合あれこれ。

最近、Kindleで購入した本といえば紺野キタの「女の子の設計図」と、林家志弦の新装版「ストロベリーシェイク」。女の子の設計図 (ひらり、コミックス)作者:紺野 キタ発売日: 2013/03/30メディア: コミックストロベリーシェイク (ヤングジャンプコミックス)…

よしながふみ「大奥」のレズビアンの描き方にかなりダメージ受けた

昨日、よしながふみ「大奥」を13巻まで一気に読みました。大奥 13 (ジェッツコミックス)作者: よしながふみ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2016/04/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る赤面疱瘡という男性だけがかかる病気が日本で大流行して男…

「人生に、文学を」とか言われても全く読む気になれない広告。

Twitterで酷評されていた「人生に、文学を」。 www.jinsei-bungaku.jp電通さんが関わってるよくわかんない謎のプロジェクトらしいが、ここまで男性器丸出しって感じの広告よく考えるよなぁって思った。 わざわざカッコを使ってまでアニメより崇高気取りアピ…

百合カップルが出てくる、ヤマシタトモコ「くうのむところにたべるとこ」の感想

百合があるということで買ってみたヤマシタトモコの「くうのむところにたべるとこ」。くうのむところにたべるとこ (マーガレットコミックス)作者: ヤマシタトモコ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/02/25メディア: コミックこの商品を含むブログ (15件) …

ニヤニヤが止まらない「ショートケーキと加瀬さん。」の感想

Kindle版がやっと発売されたので購入しました。 ショートケーキと加瀬さん。 加瀬さんシリーズ (ひらり、コミックス)作者: 高嶋ひろみ出版社/メーカー: 新書館発売日: 2015/11/06メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 最後の夏だから、プールに行こ…

製鉄の町を舞台にした「八幡炎炎記」の感想

大好きな作家、村田喜代子氏の新作を読み終わりました。八幡炎炎記作者:村田 喜代子発売日: 2015/02/13メディア: 単行本 戦の年に生を享けたヒナ子は、複雑な家庭事情のなかで祖父母のもと、焼け跡に逞しく、土筆のように育ってゆく。 炎々と天を焦がす製鉄…

少しずつ予想を裏切ってくれる百合漫画「やがて君になる」の感想

面白いという感想をちらほら見かけたので、Kindleで購入してみました。やがて君になる(1) (電撃コミックスNEXT)作者:仲谷 鳰発売日: 2015/10/27メディア: Kindle版 人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える新入生・小糸侑は、生徒会の先輩・七海燈子が告白を…

アンネ・ホルト「凍える街」の感想

ネタバレも多少含みますのでご注意を。凍える街 (創元推理文庫)作者:アンネ・ホルト発売日: 2014/12/21メディア: 文庫 ハンネ・ヴィルヘルムセン、オスロ市警の腕利き女性犯罪捜査官。 クリスマス休暇直前の真夜中近く、緊急の呼び出しを受ける。 マンション…

篠田節子「弥勒」の感想

弥勒 (集英社文庫)作者:篠田 節子発売日: 2019/08/21メディア: 文庫 ヒマラヤの小国・パスキムは、独自の仏教美術に彩られた美しい王国だ。 新聞社社員・永岡英彰は、政変で国交を断絶したパスキムに単身で潜入を試みるが、そこで目にしたものは虐殺された僧…

むんこ「まりあ17」の感想

面白そうだったのでKindleで購入。まりあ17 (1) (まんがタイムコミックス)作者: むんこ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2015/01/07メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る誰もが振り返る美少女、花園まりあ。 実際は野球観戦や博打が趣味で、…

篠田節子「ゴサインタン―神の座」の感想

神の座 ゴサインタン (文春文庫)作者:篠田 節子発売日: 2002/10/10メディア: 文庫 豪農の跡取り、結木輝和はネパール人のカルバナと結婚したが、両親が相次いで死に、妻の奇異な行動で全財産を失う。怒り、悲しみ、恐れ、絶望…揺れ動き、さまよいながら、失…

パトリック・レドモンド「霊応ゲーム」を読了

霊応ゲーム (Hayakawa Novels)作者: パトリックレドモンド,Patrick Redmond,広瀬順弘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2000/02メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (7件) を見るネタバレ含むと思いますので、ご注意を。1950年代にあったイ…

やっとKindleデビューした

Kindleが使えるようになるまでが、こんなに面倒だったとは…!読みたい本あるけど部屋にこれ以上ものは増やしたくないってことで、Kindleに興味が湧き始めて、スマホも手に入れたことだし、パソコンにも対応したみたいだし、使ってみるかーってことで手を出し…

篠田節子「夏の災厄」を読了

読み終わったのはちょっと前だったけど、記録。夏の災厄 (角川文庫)作者:篠田 節子発売日: 2015/02/25メディア: 文庫たまたま手にとってパラパラ読んでみたら面白くて、夢中で読みました。 あらすじは、郊外のある地域で致死率が異常に高い日本脳炎の亜種の…

「ひらり、」のVol.0が無料で読めるし、コミックが半額で買えるよ

ツイッターで公式アカウントから告知されていたので、私も世界に百合が蔓延るようにお手伝い。 ひらり、無料マガジン配布とコミックス半額キャンペーンを実施いたします。 気になっていたあの作品をぜひこの機会に! ■「ひらり、無料マガジン」 ひらり、コミ…

中山可穂「愛の国」を読了

中山可穂の「愛の国」を読み終えたので、感想など書いていきます(ネタバレなど含みますので、ご注意を)。愛の国 (単行本)作者: 中山可穂出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2014/03/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 弾圧の暗…

片野ゆか「旅はワン連れ」の感想

本屋で見かけてからずっと気になっていた、片野ゆか「旅はワン連れ」を読んだ。 保健所出身の愛犬・マドのビビり撲滅のため、飼い主夫婦は2か月間の「犬連れ海外旅行」に出た。 ゆるり愉快な旅エッセイ。 タイトルからも分かる通り、犬を連れての海外旅行の…

雁須磨子「私の嫌いなおともだち」が秀逸な百合漫画だった

百合漫画雑誌「ひらり、」で連載されていた雁須磨子の作品をまとめた「私の嫌いなおともだち」がついこの間発売されたので、直ぐに注文して、さきほど読み終わりました。めっちゃ面白かった!!短編7作と描き下ろしが収録されています。 大人百合と女子高生…

中山可穂「男役」の感想

入手するのに苦労し、先日やっと読み終わったので、感想など書いていきます。 (ネタバレ含みますので、ご注意を) 男役トップになって二日後に事故死して以来、宝塚の守護神として語り継がれてきたファントムさん。 一方、新人公演で大抜擢されたひかるを待…

これから発売日に欲しい本はネットで買います

ネット通販が充実している昨今、地域の本屋が悲鳴をあげている、本屋で本買って!ってのはよく言われているわけですが、私はもう気にせずネットで買おうと思いました。というのも、私が欲しかった中山可穂の新刊「男役」が2月28日発売だったわけです。男役作…

色とか本とか

TwitterのTLでも盛り上がっていた服の色。 白と金、青と黒のどちらに見えるのか、って議論が白熱していた。このドレスが白と金に見えるか青と黒に見えるか、海外でものすごくバズってるんだけど、元ネタはどこなの? ちなみに私は暗いところで撮影した白と金…