ツイッターで子供への声かけ事案について、ちょっと盛り上がっていた。
子供に挨拶しただけで警察から不審者扱い? ネットで驚きの声あがる #ldnews http://t.co/b1A7PKR5pu 挙げられている例は、そのまま読むとおかしく思えるけれど、諸般の事情から、詳細な事実の公表が憚られてマイルドに表現されている、というケースも多いだろう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
今は不審者が出た場合、メールなどで地元の警察がその情報を教えてくれるらしいので、子供いる人などは助かるよね。
でも、そういう情報に対して「それくらいで大げさに騒ぎすぎw」って反応は2chなどではよくあるみたいで、それをネタとして茶化して、肩身の狭い俺たちてきな連帯を楽しんでるふうである。
そもそもなんで大人がわざわざ子供に声をかける必要があるのか、私にはわからない。
日本って、顔見知りならともかく、そんなすれ違う他人に気軽に挨拶するような国じゃないでしょ?
山登りしてる道中とかだとよく挨拶交わすらしいけど、普通に道端で知らない人間がきなり挨拶してきたり話しかけてきたりすることって、生活してて遭遇することってまずない。
大人でもいきなり他人からそんなことされたらなんか怖いし、「はぁ?」ってなる。
そういえば、自転車乗ってると、たまに運動部らしき男子中学生くらいの集団から大声で挨拶されたことが何度かあるけど、ああいう年頃の男子だとこっちを馬鹿にしてふざけてそういうことをしてきてるのか、部活などで指導されてやっているのか区別がつかないから本当やめて欲しいと思ってる…。
(実際、ふざけた調子でいきなり「こんにちはーww」と挨拶してくる調子乗ってる中高生くらいの子がいて、相手の怪訝そうな反応をみて面白がって嘲笑うってのに遭遇したことある…今思い出しても苛つくぜ…)
こっちはいきなり驚かされてイラッとするし、なんか怖いし、意図がよくわからないので私はそういうのは基本無視して通りすぎてる。
それくらい、大人であってもいきなり他人に声をかけられるっていうのは警戒心が働くのだけれど、なぜか子供相手だとその警戒心を抱くことを許せない、と思ってる人間が一定数いるっぽい。
声かけ事案に大げさに「うわー、子供に挨拶しただけで犯罪者扱いかよww」って、まとめ系のブログなどではよく見かける反応だけど、いやあんたらなんで何のかかわりもない子供に挨拶してんの?って話で、大人相手には絶対そんなことしないくせに、子供にだけターゲットを絞って声をかけているのだとしたら、やっぱ十分に危険が潜んでるとしか思えない。
迷っても道もきけない、なんて声もあるみたいだけれど、そんな小さな子供に道きくくらいならスマホで調べたほうが早いだろうし、子供しか彷徨ってないような場所で道に迷うなんてケースが人生で一体どれだけあるんだよ、って突っ込みたくなる。
結局、子供に挨拶もできない、道もきけないなんて屁理屈は後付なわけで、子供を守るための犯罪への警戒を、なぜか自分を犯罪者扱いしているって結びつけて、アレルギー反応起こしてるようにしか思えない。
あと、声かけ事案とはいうけれど、実際はこういうどう見ても性犯罪に繋がりそうなものも声かけ事案にまとめられているようだ。
「男に追いかけられた」「男につきまとわれた」「男に腕などを触られた」「車に乗った男にそこでお話がしたいと言われた」「男に手を繋ごうと言われ袖を引っ張られた」これらは“声かけ”分類。全然「こんにちは」じゃねぇのだが。
— shima (@shimashima3104) 2015, 3月 18
挨拶のあとに卑猥な言葉をかけられたけれど子供が意味をよく理解してなかったりして、そういう性的なものをぼかして「あいさつ」として警察側が表現しているって話もみかけた。
子供って非力だし、性犯罪を性犯罪と認識できないから被害報告も難しかったりして、犯罪者はそこを狡猾に狙ってるわけで、「声かけ」って怪しげなものを切っ掛けにして誘拐などの取り返しの付かない犯罪に巻き込まれる危険が潜んでるってことは事実なんだから、いきなり声をかけてくる大人に気をつけすぎるってことはないと思う。
無言で背後から抱きつかれて触られまくったこともあるんだけど、あれも分類的に「声かけ事案」なのかな。
一切の声を発してなかったけど。。
けがはなかったが暴れて荷物が壊れたから被害届出せたのだろうけど、時代的なこともあり、「女の子ならよくあること」的な感じで乗り越えさせられた。
— アトリ (@LifeWizDogs) 2015, 3月 18
こういうなかったことにされる時代より、ずっとマシだよね…
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