最近サブスクで観た作品の感想まとめ その16

ブログ更新、随分ご無沙汰してました。
最近サスペンス欲求が高まってガーッと色々見たので感想まとめました。

ドラマ・映画

U-NEXT「メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実」

ケイト・ウィンスレット主演のサスペンスドラマ。
面白かった！
色々賞取ってるみたいです。
辺鄙な町で私生活もがちゃがちゃしててうんざりした様子で刑事の仕事やってる主人公、同居の母親から「あんたは欠点は多いけどバカじゃない」って言わるんだけど、まさにそういう感じのキャラが上手い。
めちゃくちゃシリアスな事件追ってるのに、主人公の家族たちが謎にユーモアをねじ込んできて笑えます。
なんと主人公の娘がパンクかぶれの女子高生でレズビアン。
しかも見た目の割に面倒見の良い性格のいい子で、ロマンスパートもあり。
アマプラで配信してるハッピーバレーにかなり似てます（こちらも好き）。

U-NEXT「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」S1

NHKでも放送されてたフランスのミステリードラマ。
色々大雑把だけど姉御肌でシングルマザーの刑事と、自閉症で犯罪資料局で働く謎解きの天才がバディとして事件を解決していくお話。
恋愛絡まない女バディの話、めっちゃ楽しい。
早くほかのシーズンも配信して欲しい。
（ただ、フォロワーさんからの情報で後々ヘテロ恋愛要素があるとかないとか…）

オレたちいいコンビだよね、みたいに職場の男に言われても「それは間違いです」って拒絶しててウケる
（警視はバディ組んでるもう一人の女性主人公） pic.twitter.com/HIEomCmjKl

— にーにー (@00kate22) 2023年10月8日

U-NEXT「テンプル・グランディン」

自閉症の女性が寄宿学校で科学の先生に才能見出されて大学行って牛の研究して、ストレスを減らした人道的食肉処理場の設計やる実在の人物をモデルにした作品。
パニックを落ち着かせるために牛の保定に使われてた締め付け機を自分用に作って高い効果を得たけども見た目の奇異さから理解得られなかったり、西部で牛の研究してるけどカウボーイやらの男たちに女だからってかなり陰湿ないじめをうけてたり、あれこれ困難が…。
母親との絆も結構色濃く描かれてた。

U-NEXT「シャープ・オブジェクト」

主人公、母親、妹、みんな上手い。あと、ローラースケートすごい練習したんだろうな。
レビュー見てみたら結構二分してたけど、後半二話くらいで事件解決に動きが出てくるまでのいかにも田舎の閉鎖的でじわじわ進むストーリーを楽しめるかどうかが肝かな…。
最後が衝撃みたいな謳い文句だったけど（てか、それバラしちゃっていいの？）、あー…なるほどって感じでそこまででもなかったような。
洋楽詳しいともっと色々考察楽しいのかな。
妹役の人のなんともいえないイキってるクソウザさみたなのがすごく上手だったけど、洋画の学生たちの殺伐とした食うか食われるかみたいなピリついた人間関係描写ってよく見かけるけどしんどすぎない？
あれは誇張してあるのかある程度リアルなのかどうなんだろ。
レズビアンへのいじめがあって少女二人が心中したって話がちらっと出てくる（主人公が過去の事件を語る中で）から苦手な人は気を付けて。
他作品でもあったけど、とにかくアメリカのクソ田舎を表現するには同性愛嫌悪の愚かシーンが必ずってほど出てくる。
あと、心を病んだ女はすぐ男と寝るっていうセオリーは便利なんだろうけど、もうお腹いっぱいだよ。

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U-NEXT「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」

S1～S3まで一気に視聴。
大ヒットしたXファイルのスピンオフ作品。
ステラの部下にLキャラいて全シリーズちょいちょい出てきます。
面白かったけどヘテロエロス要素結構あるのと、犯罪内容が胸糞で暴行シーンが多いので注意。
あと反抗期真っ盛りな少女へのグルーミングがどんだけチョロいかも描かれてた。
Xファイル最新の見たくなったけど、いまのところ購入するのしかない～。
余談ですがS2の3話にバーでナンパしてくる男追い払うために主人公と仕事仲間の法医学者の女性がキスするシーンでてくるけど、主人公は男好きだし法医学者は友人の夫と不倫してるからマジで全然萌えない絵面だけのシーンが出てくる。

U-NEXT「チェルノブイリ」

だいぶ前に無料公開されてた一話だけ見てて、U-NEXT再加入したので続きを視聴。
福島のことあるし、つい最近作業員が汚染水被って病院運ばれたってニュースもあって、他人事どころじゃないというか。
最後の方にホモソの中で生まれた絆の謎の礼賛みたいなの見せてきたけど、こういうの万人受けするのかねぇ…。
クレジットのときに流れた実際の映像見るとかなり実在の人物に寄せてた。
キーパーソンの女性科学者はやはり創作上の人物だったようで。
汚染地区に残った犬やらを処分のためバンバン殺すシーンがあったので注意。
炭鉱夫たちの全裸はモザイクかけないといけないの？シュールすぎないか？

U-NEXT「THE LAST OF US」

回想シーンがちょっと長すぎてもうちょっとタイトにしてその分アクションシーン見たかったけど、概ね再現度高くて面白かった。
ひげもじゃおっさん二人の愛の日々に丸々一話使っててびっくり。
テス役の人、マインドハンターでレズビアンのメインキャラやってた人だった。

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U-NEXT「トゥルー・ディテクティブ　猟奇犯罪捜査」

いかにも男のロマン的にキザった刑事バディもの。
幼い兄妹の未解決失踪事件を80年代、90年代、2015年を交錯させながら捜査を展開していく。
主演の中年からジジイ（認知症気味）の演じ分けが見どころかな。
自分の好みとして女性主人公じゃないとどうも盛り上がらんのは分かってたので、完全にクライムサスペンス部分目当て。
ストーリー自体は比較的楽しんだけど最後の最後になぜか亡き妻の幽霊の助言で全部解明という謎展開あって、それまでシリアスだったのにやたら牧歌的なヘテロ賛美で終わった。

U-NEXT「ゴーン・ガール」

シャープ・オブジェクトと原作者が一緒ってことで見てたけど何一つ理解できなかった。
金も権力もないこのずんぐりした男が、なんで美女と結婚できたり美人の教え子を愛人にできるのか全くわからない。
この人は世間ではカッコいい部類なの…？
このもっさりさこそが引き立て役としてちょうど良かったってこと？
ケア役みたいな双子の妹とべったりなのがかなりキモかったし、もっと男が悲惨な目にあうかと思ったら別にそうでもなくて、え？っていう。
ロザムンド・パイクは美人だなーってくらいしか楽しみどころがなかった気がする。

Amazon Prime Video「ダハード ～叫び～」

いかにも気も腕っぷしも強い女性警部補が主人公のインドのサスペンスドラマ。
とにかく、主人公の強そうな体つきを褒めたい。
異様に細くて筋肉も肉もない弱そうなビジュアルでこういう役やられても説得力ないからね。
グラサン掛けてでかいバイク乗り回していてかっこいい。
カースト制、家父長制などインド作品は社会問題と絡めるのがお得意。
とにかく、若い女性たちへの結婚のプレッシャーがすごくて、学をつけるより男と早く結婚しないと地獄に落ちる！って勢いで母親たちが責立てる。
（父親は先進的で母親は旧来的というこてこてさも気になるが）
主人公が遊び半分で関係持ってる彼氏らしき男が一瞬出てきてフェードアウト。
ラストに理解ある既婚子持ち男性上司となんか匂わせるような感じがあって、そういうの本当いらないから！ってとこで終わる。
それにしても、インドはアフターピルが主流なの？

Dahaad - Season 1 Trailer

Netflix「ザ・マザー」

凄腕の暗殺者の女（ジェニロペ）が12年前に里子に出した娘を守るために敵を躊躇いなく倒しまくり、生き延びるために娘を特訓するアクション映画。
最後は予定調和な感じでハッピーエンド。
女性主人公の派手なアクションが楽しめてとても良かった。
クレジット見たら有名作品手掛けてる女性監督だった。
ちょいちょい狼の親子が出てくるけど、こちらも最後まで無事。
同じくネトフリの「ハイ・フォン ママは元ギャング」を思い出した。

Netflix「Infiesto/インフィエスト」

コロナでロックダウン下でのスペインのサスペンス作品。
バディ組んで捜査してる二人の刑事が主人公。
片方の女性主人公の同居してる彼氏がコロナ感染して呼吸困難で緊急搬送されて、あなたも自主隔離をって言われたのにノーマスクで捜査に出てきてて（そもそもロックダウンなのに誰もマスクしてない）、あまりに無茶苦茶すぎる。
とにかく感染症予防の対策が適当すぎて、ロックダウンの設定意味あるんか？
欧米がマスク嫌いとはいえここまでなのか？っていうくらいそっちが気になる。
あと、捜査が下手。
重苦しい絵面は頑張ってたけど、カルトかぶれのラスボスの最後のいかにもな毛皮姿が笑えてしまってどうにも。

Netflix「グッド・ナース」

ジェシカ・チャステイン主演だったので気になってたクライムサスペンス作品。
実話ベースで、新しく赴任してきた優秀な男性看護師が医療ミスに見せかけてめちゃくちゃ入院患者を殺しまくるのを同僚で恋人の主人公が暴く話。
主人子が心臓に爆弾抱えて娘二人いるシングルマザーで貧乏でハードワークってなかなか見ててキツいけど、疑念を抱きだした途中からぐっと面白くなった。
実話ベースで犯行理由わかんないままなのはちょっとすっきり感なくてあれだけれども。
それにしても職場恋愛ってリスキーすぎる。
頼れると思った男がやばい奴で娘たちまで懐柔してるので仕事も私生活も逃げ場ない状態はホラー。

Netflix「疫起/エピデミック」

SARSのときの騒動をモデルに病院封鎖を描く台湾の映画。
手術シーンが意外に生々しかった。
明らかに売出し中の若手女性俳優、男性俳優をヘテロみ全開で絡ませようとしてて結構きついというか、職場恋愛の恋人たちが別々の棟で働いてしまう悲劇～みたいなのがなかなか寒い。
もうちょっと医療ドラマのほうに重きをおいた内容かと思ってたけどなんか期待と違った。

Netflix「シャッター アイランド」

孤島にある犯罪者を収容する精神病院を舞台にしたディカプリオ主演のミステリー映画。
今やるにはちと色々危うい感じ。
なんとなく途中でオチが見えてくるけど、二時間映画としてはまぁそれなりに。
死んだ妻との回想シーンがなんかエモさ狙いすぎてキモかった（笑
いかにもな家父長への強烈なコンプレックス美化みたいなのが詰まってる感じで、10年以上前の作品って感じではある。

シャッター　アイランド (字幕版)

Netflix「インターステラー 」

地球滅亡！他の星に移住！って大騒ぎなのに人間がまだ繁殖しててビビった。そっちのが怖いよ。
ロボの四角さがとにかく気になるんだけど、約10年前の未来のデザインってこんな感じだったのかな。
本棚のとことかもうぶっ飛びすぎてて、なんでもありで解決！って感じだった。
命がけの宇宙探索で、それまで合理的だった女性博士が窮地で選択を迫られるときに自己の恋愛を最優先させて「愛のちから」とかいきなり訳分からんこと言い出して怖かった。

インターステラー(字幕版)