ツイッターでもレズビアンドラマとして大変評判が良かったんですが、ドラマ全部見るのはしんどいなぁと思ってたら一話完結なのでこれだけ見ても全然問題ないと教えてもらい、早速ここだけ見てみました。
Netflixで配信されてます。
めでたいことにエミー賞でこの「サン・ジュニペロ」が、テレビムービー作品賞と脚本賞を受賞したとか。
それも納得の面白さでしたよ。
ドラマ自体は近未来のブラックコメディという感じらしいんですが、「サン・ジュニペロ」はブラック感は特に感じず、女性二人の恋愛をSFとしてうまく描いてた作品でした。
この先、ネタバレあるのでご注意を。
主役はこの2人。時代は80年代。
一方はイケイケでいかにもモテそうなケリーと、もう一方は眼鏡っ娘で地味な服装で見た目通り控えめな感じのヨーキー。
ケリーはしつこい男を追い払うために、たまたま出会ったヨーキーに友達のフリをしてもらって、そこからあっという間に惹かれ合って関係を持ちます。
ヨーキーは色んな意味で「初めて」の相手であるケリーに夢中になりますが、ケリーは重い関係はお断りって感じで、本当は気になるくせにヨーキーを避けてサン・ジュニペロを逃げ回ってしまいます。
「サン・ジュニペロ」というのは実は架空の電脳世界なんですけど、ヨーキーは80年代から90年代、2002年まで時空を超えてケリーを探しまわり、一悶着ありつつも2人はサン・ジュニペロではなく現実世界で会うことに。
現実世界の2人はもうお互いにかなりの高齢で老い先短い。
ヨーキーはとある事情から寝たきりの体で、そこから「脱出」し永遠にサン・ジュニペロに「移住」するために現実世界では男性と結婚する予定だったのですが、そこにケリーが会いに現れたので2人はめでたく結婚します。
サン・ジュニペロに移住したヨーキーはずっと一緒にいようとケリーにも移住をすすめますが、ケリーにも色々と事情があり…。
体への負担から電脳世界にアクセスできる時間は決められているので最初の方は薄暗いクラブとか夜の風景ばっかりなんですけど、現実世界での終焉が近づいてくると、それとは対照的にサン・ジュニペロでは明るい爽やかな陽の光が降り注ぐ気持ちいい海辺の光景になっていって、そのあたりのバランスが本当よく出来てました。
現実世界で2人が結婚したあと、サン・ジュニペロでケリーがウエディングドレスでジープに缶々つけてヨーキーを迎えにきたのがめっちゃ可愛かった。
色々あるんですけど、最後は超ハッピー百合エンドなので、安心して見てください。
ヨーキーがラストの方で車の中で流してた曲がコレ↓なんですけど歌詞がもうドラマに完全にぴったりですっかり百合なテーマソングに。
www.youtube.com
エミー賞での主役お2人の様子。かわいい。
Kelly and Yorkie, 2017 pic.twitter.com/yqk1J0z9gw
— Charlie Brooker (@charltonbrooker) 2017年9月18日
このGIFずっと眺めてる… pic.twitter.com/9Wrggck1b6
— 乙女座@M:I/FO待機 (@virgootome) 2017年9月18日
因みにOITNBのプッセイとテイスティ役の2人がパロディやってました。
ドラマ見たあとだと笑える(笑)
You've got time. Become a lifer in San Junipero. pic.twitter.com/1gbKeH6ESH
— Black Mirror (@blackmirror) 2017年5月18日
- アーティスト: Belinda Carlisle
- 出版社/メーカー: Edsel
- 発売日: 2013/08/26
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