田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

学校の給食って不味いものを急いで食べる時間でしかなかった

市議が学校へ視察にいったら、子供から『おっちゃん、これ給食ちゃうで、餌やで』と言われたとかで、それに対して橋下氏が相変わらず「アフリカや北朝鮮の子供たちに比べ、感謝の気持ちを持たないとだめだ」とか意味のない比較をして、ご立腹らしい。
視察先の子供の本音で腹立ててたら、視察の意味ないだろ…。
こういうテンプレ展開で、事態の改善どころか橋下の声の大きさで物事の根本の問題が有耶無耶にされるのって、どうにかならんのかなぁ、と思ったり。

記事を読むと、こんな文章がある。

 給食は業者に弁当の配送を委託するデリバリー方式を採用。衛生上の理由からおかずが冷蔵保存されるため、「冷たくておいしくない」などと評判は芳しくない。

大阪の給食は配膳方式ではなく、冷たい弁当が配られるってことなのかな、と思って画像検索してみたら、本当に弁当だった。

http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/data/j542092/3/0/140760.jpg

http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/data/j542092/3/0/140761.jpg

http://swa.city-osaka.ed.jp/weblog/index.php?id=j542092&type=1&column_id=61298&category_id=3879&date=20140409

全部冷えてたら、そりゃ美味くはないだろうね…。


学校の給食って地域や学校によって内容に結構な差があるみたいだけれど、私は学校の給食を美味しいって思ったことそんなにないなぁ。

食べ物にそんなこだわりないし、嫌いなものでも無理すれば食べれなくはないから、あまり嫌な思いもしてないけど、別に楽しみな時間でもなかった。

小・中学校と給食だったけれど、大きな給食センターで作られたものを近辺の学校にトラックで配送するって方式の給食で、(学校内で作るタイプの給食だとメニューが凝ってるってイメージがあるけど、どうなんだろう)そのせいなのか、メニューに代わり映えがないというか、ルーティーンでずーっと似たようなメニュー内容というか…。

人気のメニューとして揚げパンやカレーが定番だけど、あれは美味しいというより、あれくらいしか味わう楽しみがあるメニューがなかったから、消去法的にそれらが残った、って感じがする。

なので、どちらかといえば美味しいメニューより、不味いメニューの方を覚えていたり。
海藻混じりの生臭くてやたら酸っぱいサラダが頻繁に出てきていたけど、栄養的には価値があるのかもしれないけれど、メニュー考えた人はちゃんと食ったのか、ってくらい嫌いだった。
とにかく、出てくるサラダ的なものがどれもこれも壊滅的に不味くて、そのことははっきり記憶に残っている。

あと、単純に食べる時間がすごく短かった!
給食の準備って、協力して重い物をいくつも運ばなきゃいけないのに、ヒエラルキーの高い自己中な生徒とかはサボって手伝ってくれなかったりして、見えないとこで地味な生徒に負担が伸し掛かるし、そういうこともあって配膳に色々時間掛かったり。
残り10分くらいで完食しなきゃいけないから、急いで胃に詰め込むみたいなのが当たり前になってて、食べることってペースとか食べられるものとか量とか、個々に色々問題を抱えてたりするデリケートなことなのに、学校だと同調圧力でそういうの普通に無視される時間だったなぁ、って改めて思う。
小学校のときなんかは、時間内に食べられない子の口に教師が無理矢理食べ物つめ込んでたり、なんであんなことが普通に行われてたのか、ちょっとゾッとする。

そういうのが学校でされる食育(このなんでもかんでも○育って表現するの胡散臭くて嫌い)だとしたら、ただ嫌いなものがどんどん増えるだけとしか思えないんだけど、なんか意味あるのかしら。

高校からは弁当になり、昼休みも兼ねてるからどこで誰と食べようと勝手で、一気に自由になったので随分昼食が楽しくなったから、あの狭い教室に押しこめられて配られたものを時間内に完食するって制限も、味に作用してる気がする。

てか、ご飯一粒残したら怒られて育った結果が橋下氏みたいな大人だとしたら、寧ろ反面教師なのでは…、って感じなんだけどな。


子どもも家族もぺろり完食! 新渡戸文化子ども園のすごい給食

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モテない男子のために女子は工学部にこいってさ!

この記事が、Twitterで非難轟々であったので読んでみた。

前半までは、ふーんと普通に読めたが、後半から一気に意味不明な持論を展開。

工学部に女子が少ないことは、男子学生の将来に暗い影を落とします。結婚難です。修士まで男の園、就職先も男の園で、女性とどう付き合うのかがわからないまま、アイドルや二次元だけで満足してしまう。これでは、女性が欲しい製品を作ることができません。女子学生のいる環境を作るべきです。

いや、もうこれ完全にアウトでしょっていう。
嫁不足の田舎の農家みたいな、若い女をおびき寄せて男と番いにさせるみたいな、そんな時代錯誤な考えを、大学というアカデミックな環境でも用いてるって、ぞっとする。
なんで女が、モテない男の恋愛コミュニケーション力向上のために理系に進学しなければならないんだよ。
女だって男と同じく勉強するために進学するのであって、ヘテロ男子のやる気のために進学するんじゃないんですけど…。
それに、アイドルや二次元趣味を実際の恋愛の代替って決めつけも非常に不愉快だし、なんなんだこの突っ込みどころだらけの記事は。

女子はなぜ工学部に来ないのか、ってタイトルなのに、最後はモテない男は女のいる場所に行け、って〆で( ゚д゚)ポカーン。

口では「物理が嫌いで生物や化学は好きな人に機械、電気の魅力を訴えなければ!」なんて言いながら、実際は男に宛がう要員としての女子生徒って感覚で女を工学部に招きたいって、もうそんな怖いとこそりゃ人気ねーよ。
本当、いい加減にしろっていうか、なんでこんなアホみたいな記事が掲載を許されるのか、ちょっと理解できない…。

なんか、結局女子が男子ばかりの学部に勉強したいって志を持って進学したとしても、立派な製品を自らの手で作り出すことではなく、そこにいる男の恋愛対象になること、男が女性向け製品を作り出すために役立つから、なんて理由で進学を求められるなんて、そんなクソホモソーシャルな場所、高い金出して通うのにわざわざ選びたくないわな…。