市議が学校へ視察にいったら、子供から『おっちゃん、これ給食ちゃうで、餌やで』と言われたとかで、それに対して橋下氏が相変わらず「アフリカや北朝鮮の子供たちに比べ、感謝の気持ちを持たないとだめだ」とか意味のない比較をして、ご立腹らしい。
視察先の子供の本音で腹立ててたら、視察の意味ないだろ…。
こういうテンプレ展開で、事態の改善どころか橋下の声の大きさで物事の根本の問題が有耶無耶にされるのって、どうにかならんのかなぁ、と思ったり。
記事を読むと、こんな文章がある。
給食は業者に弁当の配送を委託するデリバリー方式を採用。衛生上の理由からおかずが冷蔵保存されるため、「冷たくておいしくない」などと評判は芳しくない。
大阪の給食は配膳方式ではなく、冷たい弁当が配られるってことなのかな、と思って画像検索してみたら、本当に弁当だった。
全部冷えてたら、そりゃ美味くはないだろうね…。
学校の給食って地域や学校によって内容に結構な差があるみたいだけれど、私は学校の給食を美味しいって思ったことそんなにないなぁ。
食べ物にそんなこだわりないし、嫌いなものでも無理すれば食べれなくはないから、あまり嫌な思いもしてないけど、別に楽しみな時間でもなかった。
小・中学校と給食だったけれど、大きな給食センターで作られたものを近辺の学校にトラックで配送するって方式の給食で、(学校内で作るタイプの給食だとメニューが凝ってるってイメージがあるけど、どうなんだろう)そのせいなのか、メニューに代わり映えがないというか、ルーティーンでずーっと似たようなメニュー内容というか…。
人気のメニューとして揚げパンやカレーが定番だけど、あれは美味しいというより、あれくらいしか味わう楽しみがあるメニューがなかったから、消去法的にそれらが残った、って感じがする。
なので、どちらかといえば美味しいメニューより、不味いメニューの方を覚えていたり。
海藻混じりの生臭くてやたら酸っぱいサラダが頻繁に出てきていたけど、栄養的には価値があるのかもしれないけれど、メニュー考えた人はちゃんと食ったのか、ってくらい嫌いだった。
とにかく、出てくるサラダ的なものがどれもこれも壊滅的に不味くて、そのことははっきり記憶に残っている。
あと、単純に食べる時間がすごく短かった!
給食の準備って、協力して重い物をいくつも運ばなきゃいけないのに、ヒエラルキーの高い自己中な生徒とかはサボって手伝ってくれなかったりして、見えないとこで地味な生徒に負担が伸し掛かるし、そういうこともあって配膳に色々時間掛かったり。
残り10分くらいで完食しなきゃいけないから、急いで胃に詰め込むみたいなのが当たり前になってて、食べることってペースとか食べられるものとか量とか、個々に色々問題を抱えてたりするデリケートなことなのに、学校だと同調圧力でそういうの普通に無視される時間だったなぁ、って改めて思う。
小学校のときなんかは、時間内に食べられない子の口に教師が無理矢理食べ物つめ込んでたり、なんであんなことが普通に行われてたのか、ちょっとゾッとする。
そういうのが学校でされる食育(このなんでもかんでも○育って表現するの胡散臭くて嫌い)だとしたら、ただ嫌いなものがどんどん増えるだけとしか思えないんだけど、なんか意味あるのかしら。
高校からは弁当になり、昼休みも兼ねてるからどこで誰と食べようと勝手で、一気に自由になったので随分昼食が楽しくなったから、あの狭い教室に押しこめられて配られたものを時間内に完食するって制限も、味に作用してる気がする。
てか、ご飯一粒残したら怒られて育った結果が橋下氏みたいな大人だとしたら、寧ろ反面教師なのでは…、って感じなんだけどな。
当の橋下氏は自ら料理をすることはおろか、作ってくれた誰かに対して感謝をすることすら怠っていそうな上に、(自分の子供に対しての)教育者としての資質すら怪しい御仁ですが、「食育」などと偉そうなことを言える立場なのでしょうか。 pic.twitter.com/7OrK4TcRgf
— 二八 (@2_to_8) 2015, 2月 28
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