田舎で底辺暮らし

貧乏喪女がネットの気になる話題など、雑多にあれこれ書いてます。

 

最近Netflixで観た作品の感想まとめ その3

・Okja/オクジャ

韓国の山奥に暮らす主人公の少女が育てているのは、ゾウのように巨体な心優しい高知能のスーパーピッグ・オクジャ。
オクジャは10年前にアメリカの企業が食糧危機を救う畜産動物として作った家畜。
そのオクジャを主人公が預かり育てていたけれど、成長したことで企業に連れさらわれてしまったので山奥を飛び出して救出に向かう話。
食肉市場への問題提起を大いに含んだ内容ですが、うまい具合にコミカルさもあって、音楽もいい。
謎の生物オクジャのCGも見応えがあり、しかも韓国の道路や地下鉄内を惜しげもなく大暴れするアクションシーンもたっぷり。
映画館でそのまま流しても十分なくらい、クオリティの高い作品でした。
個人的に冒頭でこれ面白いんだろなって感じたシーンが、山奥の田舎で爺さんと二人暮らしの主人公ですが、ご飯の支度など家事は爺さんがやってるとこ。
ちゃんとポリコレ意識されてるなって思いました。これ日本だと絶対少女の仕事になるじゃないですか。
主人公が連れ去られたことに激怒して家を飛び出るとこなんかも、無駄な体罰とかで抑圧するシーンがなかった。
ただ、ポール・ダノの役どころがイケメン枠みたいな感じで、カッコつけすぎなのがかえって超ダサいって感じだったんですけど、これは意図してなのかな?
グロテスクな内容ではあるので、ちょっと人を選ぶかもしれませんが、お肉食べる人は見といていいんじゃないかと。
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・キャット・ファイト

Twitterで知って、見てみた作品。
サンドラ・オーとアン・ヘッシュが物理的に殴り合うブラックコメディ…?な作品。
サンドラ・オーは夫婦仲が微妙なお飾りセレブ妻。
そして、アン・ヘッシュが売れない絵描きでレズビアンでした。恋人と精子提供で子作りに励んでいたり。
主人公二人は犬猿の仲みたいで、顔を合わせれば殴り合う。
ただ、面白いかと言われると、かなり微妙…。
役者さんが頑張ってるのは感じるんですが、殴り合いのシーンにとくにひねりもなく、それが作中何度か出てきて本当ただ殴り合ってるだけ。
二人のストーリーもシンメトリーにしすぎてて、先が見えるし…。
二人とも性格が結構えぐいし、なんだか微妙でしたね。
アン・ヘッシュのほうも、レズビアン的にはかなり地雷なので、そこ目当ての人は気をつけて。
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・テイク・ミー

OITNBのパイパーでおなじみのテイラー・シリングが出演しているブラックコメディ。
Netflixプレゼンツらしい。
これ、超~面白かった!!!
冴えない男が始めた「誘拐屋」は依頼主の望みどおり誘拐ごっこをして、報酬をもらう仕事。
そこにテイラー・シリング演じるバリキャリの女性本人から依頼があって、望みどおり誘拐したんだけど実は…ってお話。
もうこれは、テイラー・シリングの大暴れっぷりを見るための作品というか、彼女のコメディセンスがこれでもかと活かされています。
彼女じゃなきゃ絶対にここまで面白くなってないってくらい。
ぺちゃくちゃ喋ってるだけでも面白いし、叫んでても面白いし、ブチ切れて大暴れしてても笑える。なぜか黙ってる顔だけでもじわじわくる。
女性の誘拐っていうと、想起されがちなのが性犯罪ですが、この作品はイニシアチブがうまい具合に被害者の女性側にあるように演出していて、そういうのを想起させないように配慮してあってよく出来てます。
あと、一回テイラー・シリングがビンタされるんですが、これも依頼した時点で打って欲しいって自分から言ってて、何度もそこは確認して合意を取り付けてるあたりも、さすがというか。
バトルになっても、テイラー・シリングが100倍くらいやり返すので、まぁとにかく女が大暴れしてる笑える作品でスッキリしたい人は楽しめるんじゃないかと。
男の横暴を搾取されまくった女がなんだかんだで許す、みたいなそんな甘っちょろさは微塵もない、テイラー・シリングのブチ切れっぷりが最高です。
最後のオチ、どんだけサイコみ極まってんだよ…ってなって更に笑えました。
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・ジプシー

ナオミ・ワッツ主演のNetflixオリジナルドラマ。
NYで働く既婚で子供もいるセラピストのジーン。
ジーンはカフェで働くちょっとやさぐれたバンドマンの若い女の子に惹かれ偽名を使い身分を偽って接近し、二人はいい感じになっていくんですが、そこからどんどんジーンの日常が綻び始めるって話です。
なんとなく見始めたのに、これが予想外に面白かった!
とにかく映像の演出がよくて、映画を見てるみたい。
ジャンル的には官能系サイコスリラーって言えばいいのかな?ハラハラ・ドキドキ。
最初は不倫の話?って思ったんですが、それどころじゃなかった。
情熱的なレズビアンシーンもありますが、それは最後まで見ればパズルのピースの一つに過ぎないというのが感じられます。
最後の最後、ジーンの微笑みがめっちゃ怖い…!
あと、何気にジーンの娘の存在が気になる。
最初この子は空手習っててライトセーバー振り回してるロン毛の男の子かと思ったけど実は女の子で、ADHD傾向が見られます。
9歳なんですけど、学校でクラスメイトの女の子にキスしてジーンが学校に呼ばれたり、性別違和なのか同性愛者なのかわかりませんが、そういう設定みたいです。
無理矢理女の子っぽい服装をさせてないのは、やはり時代の流れを感じます。
で気になったのは、ジーンが娘のADHAの診断にきたとき、この傾向がある子は他と比べると6倍多くgender varianceがある、みたいな話をされるんですけど、これが「同性愛に走る」と訳されてしまってる点。
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いくら日本がセクシュアリティについて遅れまくってるとはいえ、さすがにこんな表現は時代錯誤でしょ。もうちょっとセンシティブになってほしかった…(それでもレビューでは吹き替えの評判がかなり悪いので、字幕で見た方がいいみたいです)。
あとどうでもいいんだけど、作中に出てきたこの作品、私には「ぷ」にしか見えないんだけど、実際なんて書いてあるんだろ…。
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・オレンジ・イズ・ニュー・ブラック S5

待ちに待っていた新シーズン。
前回が超シリアスな終わり方だったため、どうなるかと思ったけれど、このシーズンもコミカルさを失わず本当によく出来ていました。
話としては囚人たちが籠城したたった三日間にワンシーズンかけてるので、間延びするかと思いきやクソな看守が囚人たちにボッコボコにされたり、悪の親玉だったピスカテラとの対決なんかもあってカタルシス満載でしたね(エロ髭の処遇に多分批判があったのか、今回は徹底してる感じ)。
フラリッツァがYouTuberになり人気モノになっていたのが面白かった。

・ケーブル・ガールズ

Netflixオリジナルドラマ。シーズン1は全8話。
1920年代のスペインが舞台にした、電話交換手として働く女性たちの話。
メインキャストのカルロタという女性がフェミニストなんだけど、職場のちょっと怖い女性上司と集会でばったり出会い、あっという間に二人はラブラブに。
レズビアンカップルになるかと思いきや、カルロタは彼氏持ちで別れる事もできず、なんだかんだあって3人で仲良くしましょうという感じになってしまうので、これはかなり人を選ぶ展開だと思います。
でもまぁ、フェミニズムとか女性たちの連帯とか見どころが多く、結構面白いです。

・攻殻機動隊ARISE

border: 1 、2、3の途中まで。
攻殻のアニメは大体全部見てるけど、うーん…深夜にテレビでやってたのならまぁまぁなんかな、って感じの出来。
音楽も作画も脚本も特に見どころがないというか。
せめて、アクションシーンがカッコいいならと思ったけど、いちいち「ほら、ここが見どころですよ!」みたいに謎のスローモーションが入ってテンポが悪く期待はずれ。
量産型の戦闘ロボ?が、少女のビジュアルっていうのもなんだかやたら陳腐で…。
声優さんは頑張ってたと思うけど変えるほどかとも思うし、素子の短いぱっつん前髪がやたら幼いビジュアルに拍車をかけていて、どうにもいまいち…。
攻殻の名前借りずにオリジナルでやったほうが良かったのでは?って感じでした。
3は男の恋人とのあーだこーだが出てくるってことで、もう興味なさすぎてここで切りました。

・雪の女王 新たなる旅立ち

CGアニメ。続編ということなんですが、特に前作を知らなくても問題なかったです。
ロシア制作らしい。
すぐ調子に乗る嘘つきのトロールが、前作で雪の女王を倒したときに嘘はつかないって誓いを立てたのに、それを破って適当な嘘ばっかりついて、やっつけたはずの怪物が再び現れて大混乱、みたいな話。
正直いえば、つまんなかったです…。
まぁ、このトロールは改心するってオチではあるんですけど、トロフィーワイフの扱いとか、このトロールの親友だったはずの女子への偏見とか、そういうとこには踏み込んでないし、お婆ちゃんは王様とくっついてハッピーエンドっていうのもなぁ…。
一人、でっかい船を操る女の子がいたのでそこに期待したんですけど、チョイ役だし一緒にいた男相手にもじもじしたりしてて、これも残念。

・激突! スクールバス・レース

小さい町で行われるスクールバス使った人気レースを追ったドキュメント。
ちらっと出場者の知り合いの女性のレーサーが映るんだけど、そっちのほうが知りたかった。

・ワイルド・アラスカ、チャイナ、ブラジル、アラビア

BBC制作のドキュメンタリーシリーズ。その国の自然や生活スタイル、動物なんかを幅広く紹介してくれる。
中国が面白かったかな。
反対にブラジルは何故かカワウソとサルのことばっかりで結構退屈だった。


途中離脱した作品。

・アンという名の少女

じつは赤毛のアン、殆ど知らないので、このドラマの内容が原作に沿ってるのかもよく分かんない。
映像は綺麗だったんですけど、児童虐待とか人身売買的な側面がかなり強く見えてきてなんともハード。
アンが結構トリッキーな感じで、ちょっと見ているのがしんどくなって一時保留。

・GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング

一話が面白くないと、続きをなかなか見る気が起きない…。
OITNBのスタッフ制作ということでかなり期待してたので、期待値が大きすぎたかも。
Twitterでも評判はパッとせず。

モアナと伝説の海 (吹替版)

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