暫くブログが停滞気味ですが、私はとりあえず元気です。
Netflixに加入してから、大体ほぼ毎日見てるような感じなんですけど、気になっていたNetflixオリジナル作品「ジェシカ・ジョーンズ」を先日観終わりました。
タフネスな女性が主人公のドラマ。
ジェシカは特殊な能力があって人並み外れた怪力の持ち主なんですが、同じように他人を洗脳できる超能力を持つ気持ち悪いキルグレイブというおっさんに執着されてしまい、他人を巻き込みながら執拗にストーカーしてくるので、ジェシカがとっ捕まえてやる!って話なんですけど、コメディ要素のないダークストーリーなので、なかなかしんどかったです。
個人的な見どころはジェシカとトリシュの絆と、バリキャリっぽい雰囲気むんむんなレズビアンの弁護士ホガース。
トリシュはジェシカの親友というか、両親を亡くしたジェシカが引き取られた家の娘で、子役あがりの人気司会者。
結構有名な芸能人って感じです。
いつもジェシカを心配してるというか、最初登場したときは元カノかよ…って思うくらいでした。
ジェシカに守られてばかりはいられないと、トレーニングを積んでいて、いきなりジェシカを投げ飛ばしたり、
サインを求めて近づいてきたファンを敵と勘違いして、膝蹴りをお見舞いする。
ぶっちゃけアクションに関しては、ジェシカよりこっちの役者さんのほうが上手に思えました。
ジェシカは怪力という設定なんですが、いかんせんビジュアルが細身でいまいち物足りない。
超能力だから見た目のタフさとは無関係とは分かってても、どうもね。
あと、主人公の能力から期待した派手なアクションシーンはそんなになくて、結構地味です。
特に序盤は。
部屋の中でドタバタしてる感じが多くて、もうちょっとドカーンと暴れ回るシーンがあるとよかったんですけど。
おこトリシュ。
トリシュは序盤、やたらマッチョ思考で微妙な男と親密になるんですが、この男キャラもキルグレイブ同様に鬱陶しいというか、伏線なので仕方ないかって感じです…。
トリシュがその辺は言いなりにならずに、上記のようにはっきり言い返すし、気に入らないとちゃんと突っぱねるのが救い。
超能力者のジェシカにヒーローになれ、と変な手作り衣装を用意するトリシュさん。
しかし、すでに変なきぐるみでヒーロー活動をしていたジェシカ。
なんだかんだで、二人の絆は最強。
一方ホガースはジェシカに仕事を斡旋したりするやり手の弁護士。
同性婚して妻がいるものの、職場の秘書と浮気中。
デート中。
しかしこの後、泥沼離婚協議中の妻と鉢合わせる。
もう昨今の海外ドラマはレズビアンだからねちねち差別されたりとか禁断の恋とか、そういうシーンは一切なし。
(敵のキルグレイブでさえ、ホガースのパートナーが同性だと分かっても、同性愛嫌悪的な感情を覗かせたりはなし)
仕事も女も手に入れるって感じのパワーウーマンで良いキャラなんですけど、ジェシカとキルグレイブのあれこれに巻き込まれて後味悪い感じの展開になります。
ホガースのスピンオフ作品が観たい。
S1は13話全部つかってキルグレイブとの関係に終止符を打つ内容でした。
ジェシカは生きたまま捕らえることに拘っていたんですが、キルグレイブの洗脳被害者がどんどん増大し、しかもキルグレイブのせいで両親を殺害した女性が自殺したところで息の根を止めることを決意します。
この被害女性は、刑務所の中でキルグレイブの子供を中絶してるですよ。レイプ被害者です。
そういう被害女性が自ら死ぬって展開は、本当に後味が悪いし、性犯罪の被害者を登場させるのなら、もうちょっと掘り下げた内容にして欲しかった…。
好き放題やったキルグレイブの最後も結構呆気無くて、ちょっと微妙でした。
主人公がタフネスな女性という点があんまり活かされてる感じがしないというか、終始気持ち悪い男に人生を邪魔される女性たちを見せつけてくるなら、それ相応のカタルシスのようなものがやっぱりないと、フィクションとして楽しみどころがない。
S2も決定してるようですが、今度はトリシュと親密になったマッチョ男が出てくるだろうし、S1よりもうちょっと改善されてるかなぁ…。
大好きなOITNBのS4の感想も書きたいとは思ってるんですが、なにせ内容が濃すぎて手が出せない感じです。
とりあえずパイパーとアレックスは仲直りしたので良かったです(笑)
最後にトリシュさんの名言。
ジェシカ・ジョーンズ:エイリアス AKA 謎の依頼者 (MARVEL)
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,マイケル・ゲイドス,秋友克也
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2016/01/30
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