田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

最近Netflixで観た作品の感想まとめ その6

レインボー・リール東京というLGBTQがテーマの映画祭で上映される「Freelancers Anonymous」というコメディ作品がどうしても見たかったので(カーミラ役の役者さんが出てる)、土曜日に当日券を買い求めて見てきました。
日本語字幕で見られる機会、これを逃すといつになるのかわからないので。
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主人公が突発的に会社を辞め、同性の婚約者との結婚資金のために新しくフリーランスとして仲間たちと奮闘するコメディなのですが、登場する女性たちが皆個性的でとても面白くて大変満足しました。
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今週末、もう一度上映されるので興味のある方は是非。
第27回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~

一人で行ったので映画を見終わると特にやることがなく、運動不足解消にと表参道から東京駅までスポーツドリンクを片手に汗をかきながら歩いて、暑くて若干バテながらそのまま帰宅しました。

ここからはNetflixで見た作品の感想。
余裕あるときは一つ一つ紹介してるのですが、なかなか全部は追いつかないのでまとめて手短に…

ブラックライトニング: シーズン1

学校の校長やってるおっさんがヒーローやるNetflix作品。
この主人公の長女はレズビアンで権利運動家でデモやらでしょっちゅう逮捕されている。
珍しくクールなアジア系のバイの女性とロマンスがありそうだったけど、最初の方だけでたち消えに?
でも、変な露出のないヒーロースーツで派手なアクションするレズビアンが楽しめるので、ロマンス方面はS2に期待かな。

イージー

Netflixオリジナルのドラマシリーズ。
S1の2話とS2の7話(他にも出てるのかな?)に同じレズビアンカップルが登場しているのでその回だけ視聴。
付き合った彼女がヴィーガンで思いっきりフェミニストなので、それに感化されて無理して装う女の子がかわいい(笑)
S2では逆の彼女側からの視点で、バリバリのフェミニストだが彼女がやってみたがってるバーレスクをどうしても応援できず葛藤する話でニヤニヤ。

THE CASE/ケース: シーズン1

予想外に大変おもしろかった。
無鉄砲で独断で動いちゃうタフなスウェーデンの女刑事と、おどおどミスばっかするので厄介払いされたイギリスからきたひょろひょろなおっさん刑事という凸凹コンビが猟奇事件を追うコメディタッチなミステリー。
北欧の田舎町の事件だとジメジメしたイメージだけど、かなり笑える。
主人公のソフィーにヘテロ恋愛ネタがなかったのも好感。
S2があれば見たいなぁ。

アンブレイカブル・キミー・シュミット: シーズン4

ファイナル・シーズンなのかな。
今回もフェミニズム要素強かったけど、S3に比べるとパワーダウンした感じある。
もうミソジニーに染まってる男は諦めて、まだ矯正の余地がある男児にクソ男になるなって教育しようとはっきり言っていた。

サンタクラリータ・ダイエット: シーズン2

S2も相変わらず楽しめる。
夫が失踪したと思ってるお隣の女性が保安官の女性と楽しく普通によろしくやってるのが笑える。
そして、今シーズンは
このLな保安官がキーになる展開でハラハラだった。

サイテー! ハイスクール: シーズン1

Netflixオリジナルドラマなんだけど、名前がなんだかやる気ないというか漂うB級感で期待せずに見たけど、予想外にかなり面白かった。
主人公はシングルマザー家庭の小柄でスクールカースト低めな黒人の男の子で、その主人公が惚れるのがクローゼットのレズビアン。
このレズビアン役の子がまだ14歳とかで(18,9くらいかと思ってた)びっくり。
よくあるレズビアンがヘテロに惚れてではなく、ヘテロがレズビアンに惚れて引き下がるという展開。
正直、主人公よりこのレズビアン役の子が自分のセクシュアリティに向き合っていく過程がある種メインみたいなストーリで、主人公もそのへんのバランスをよく考えられてるキャラ設定で、ヘテロ男子とレズビアンの組み合わせだが見てても不愉快にならない。
90年代が舞台で、懐かしいアイテムが色々出てくるのも面白い。
S1で打ち切りなのが大変残念。

グレイス&フランキー: シーズン4

フェミニズムと女たちの連帯と、相変わらずの面白さ。
主人公二人がパンチありすぎて、元夫たちのパートがイマイチというか退屈なのが正直なところ。
いつも二人の疑心暗鬼とか浮気問題とかでパターン化してるし。

フッテージ

海外版リングのようなホラー映画。
じわっと来るような怖さで結構頑張っているけど、後半に出てくる子どもたちの霊というかその子たちが思いっきりメイクされましたって感じのビジュアルだったりで、いまいち怖さ半減。

アッジ ~弱き者の復讐~

幼い孫が権力者のボンボンから性暴力うけてその復習を誓う老婆が主役というインド映画。
政府や情報放送省の協力で作られていて、昨今の社会問題をよく反映してると思う。
身分とか貧困、セックスワーカーへの偏見、移民、公権力の腐敗、セカンドレイプ、ミソジニー、を限られた時間の中にわかりやすく盛り込んでいる。
被害者の姿がかなり痛々しいが、被害者側の落ち度を責める目をハッとさせる酷い現実をはっきりビジュアル化していて評価したい。
インドでは数年前に法改正があり、未成年へのレイプは懲役20年の重罪になたっとか。

DOPE/ドープ!!

ドラッグが行き交う治安の悪い地域で優等生をやってる童貞高校生がドラッグの売買とか高嶺の花の美女とあれこれある話。
この主人公がつるんでる仲間の一人がレズビアンで、なんと「イージー」でレズビアン役やってた役者さんなのでびっくり。かなり雰囲気が違って最初気づかなかった。
ストーリー自体はまぁ、それほど。

カーゴ

ネトフリオリジナルのホラーゾンビ映画。
うーん、登場する女性たちの扱いも結構酷くて、ベタと言うか淡々とゾンビ映画の胸糞展開を巡るだけで、オーストラリアの先住民の扱いも白人が我が子を託すという都合良すぎる気が。

サイレンス

ホラー映画。
主人公は聾唖の作家の女性で、山奥?で一人暮らししてる家に殺人鬼がやってくる話。
女性主人公なので見たのだけど、恋愛要素もほぼなく女性が一人で襲ってくる凶悪犯と戦い抜く予想外の面白さだった。
犯人が結構間抜けでそこはちょっと笑える。
主人公の飼い猫が出てきてかわいい。
ボーガンって装填が大変なんだな、っていうのと家の窓ガラスは強化ガラスにしとくべきだな、というのを感じる。
おすすめ。

ミニオンズ

かわいい。

レヴェナント: 蘇えりし者

ディカプリオ主演。
実際にはあり得ないスーパー生命力の主人公を、迫力のCGとドキュメンタリーっぽい映像美と大自然のロケーションでなんとなく説得力をもたせるみたいな感じになってる。
確かに「蘇えりし者」ではあるけど、ここまでくるとちょっと笑える。
白人男性がメインで、妻を殺された悲劇のヒーローを演出するために原住民女性と結ばれた設定とか、免罪符を色々貼り付けましたって感じ
そして、案の定、原住民女性が白人にレイプされるシーンもあるしかなり微妙。被害者が加害者のタマを自ら切り落とすだけまだマシなのかな。

ベンジー

ネトフリオリジナル。
シングルマザーの家庭の幼い兄妹と超賢い野良犬の話。
ペットって結局どこまでも人間の都合だから、人間にめっちゃ都合のいい存在として大活躍したから野良犬が人間の家で飼ってもらえる!みたいなラストが怖かった。
あと、作中この犬がまともな食事をしているシーンがなく大変不安にさせられる。

アナイアレイション -全滅領域-

ワニが襲ってきたり、妙なモンスターとかが繁殖してる隔離地域に女性だけ5人で潜入しにいくっていう話。
ナタリーポートマンのヘテロセックスシーンとかが結構入ってて、そこは??って感じだった。
「ジェーン・ザ・ヴァージン」で主役やってる人がレズビアン役で登場してるが、結構悲惨に死ぬ。

クィア・アイ: シーズン1、2

ゲイの男性5人が冴えない男性(S2は女性とかトランス男性なども)を見た目はもちろんライフスタイルも大変身させる番組。
メンバーの一人が、ロングヘアでひげはやしたイエスのゲイ版みたいな見た目で、彼の髪の毛のサラサラ度にすべてを上書きされてしまう。

ワースト・シェフ・イン・アメリカ: シーズン9、10

料理の下手な人たちが上達するために競い合う。
とにかく、包丁を持ったまま歩かないとかパートナーが必ず腹痛を起こすレベルの下手さからコース料理を作れるようになるまでの過程が見られて面白い。
審査員のシェフ二人の女性が結構容赦なくあれこれ言うのも見どころ。

ドリーム・ガーデン

イギリスの有名なガーデナーの男性が庭を変えたい人にアドバイスを送り、家主が自ら改造を頑張る番組。
ゲイカップルのお宅とかも出てきた。面白い。

ラブ・ユア・ガーデン

こちらもイギリスのお庭ビフォーアフター番組。
基本的に、担当する家は介護が必要だったり障害者の方がいたり、そういう家庭が安心して楽しめる庭をプレゼントって感じでアットホームな内容。面白かった。

パーフェクト・スイーツ: シーズン1、2

本当にお菓子作りの素人さんが下手なりに作るという結構デンジャラスな番組だけど、大変面白い。
アメリカのスイーツがどぎつい色使いなのもあって、作ったお菓子のビジュアルが大変なことになる。
ただS2の最終話はクィア・アイの5人がゲストなんだけど、ゲイだからって字幕が過剰なまでの女言葉にされていてがっくり。

ポプテピピック

当時ツイッターで話題になってたから見てみたけど、私はちょっと乗れなかった…

高慢と偏見とゾンビ

好意的な感想をちらほら見かけたので期待したが、すっっっっごいつまんなくてびっくりした。
ゾンビの存在感ゼロで戦うシーンもほとんどない。
いまどきこれやる?みたいなつまんないヘテロ展開が終始続くだけ。

ワンダーウーマン

大作で期待したが、個人的に響くものがなく面白くなくて途中でリタイア…

ファインディング・ドリー

これはHuluで視聴。
恋愛は絡まないといえど、なんか基本的に男女の組み合わせが多く、もう少し同性の連帯を見せてくれても良いのではというのと、ドリーの両親が何年も貝を並べていて超奇跡で娘に会えたけど、会えなかったとき(こんな奇跡まずありえないし)の絶望みたいなのが見えしまって怖くなってしまった…。