田舎で底辺暮らし

孤独に生きながら雑多にあれこれ書いてます。

フェミニストの方たちと一緒にレイボー・リールで「ビリーとエマ」を鑑賞したよ

週末はレインボー・リール東京という映画祭に出かけてきました。
実は去年も行っています。
pokonan.hatenablog.com

ビリーとエマ

今年は「ビリーとエマ」という作品を観ました。

1990年代半ば、フィリピンの田舎町。マニラから転校してきた問題児のイサベル(愛称ビリー)は、厳格な女子校になじめずにいた。優等生のエマはビリーを遠巻きに見ていたが、学校の課題でペアを組んだことをきっかけに二人は急接近する。そんな時、エマの妊娠が発覚して…。『たぶん明日』(RRT2017上映)のサマンサ・リー監督最新作。ティーンの妊娠、キリスト教と同性愛といったテーマを扱いながらも、瑞々しい青春映画に仕上げている。
rainbowreeltokyo.com

同性愛者ってことで都会から田舎に転校させられてしまうビリーとか、学生の身で望まぬ妊娠をしてしまうエマとか結構ヘビーなんですけど、それをコメディ要素も混ぜつつティーンの色々ある騒がしい日常みたいな感じで描いていました。
エマはあらすじにあるような優等生っぽさはさほど感じなかったかなぁ。
勉強は出来るけど色々とだらしない彼氏持ちで、学校内ではイケイケなヒエラルキー高いグループにいるし。
だからどこにでもいる学生って感じでかえってよかったかな、と思います。
個人的にはビリーとエマの恋愛要素よりは、エマの妊娠のほうをメインテーマに置いてみてもよかったのでは、と思ったり。
未成年の女子学生が妊娠によって追い込まれる状況の男女での不均衡さみたいなのがすごく分かりやすかったし、女子たちの連帯みたいなのが色濃く出てました。
主役二人は恋愛関係になるけど、エマの彼氏の存在が最後まで適当にほったらかしにされていて(それくらいどうでもいい存在ってことなのかもしれんが。でも、そんな存在とほいほいセックスしてうっかり妊娠して追い込まれるってどうなの)、やってることは傍から見ると普通に浮気なので、いまいち消化しきれない感じというか、そのグレーゾーンな雰囲気が10代っぽいといえばそうなのかなぁ…。
でも、いろんな辛いことが現代っぽく変にドロリと暗くないっていうか、未来は明るいさみたいな描かれ方はよかったかな。
多分、前提として10代の子たちが見てくれるように作られている印象。
エマのしょうもない彼氏もエマが身籠ったからってヤリ逃げみたいな最低なマネはしないし、シングルマザーで色々大人になりきれてないっぽいエマの母ちゃんも娘の妊娠自体を責めたりはしないし、他人行儀だったビリーの下宿先の親戚のおばさんもビリーの理解者になってくれるし。
細かい部分が気になりはするんですが、作品の根っこには女の子たちを前向きに応援しているのが感じられて、制作側も女子たちを取り巻く根深い問題を色々と取り上げたかったから色んな要素盛り込んだ感じになったのかな、と思いました。
コメディ的な部分では会場でドカンと笑いが起きていたりしてすごく面白かったので、もっとコメディに振り切った方が私は好みだったかも。
あ、作中でセーラームーンのイラストがエマの家にあるアイテムとしてちらっと映るんですが、フィリピンでも人気なんだ、すげーなぁ…ってセーラームーンの世界中でのパワーを感じました。
あと、私の年齢的には主役二人よりはビリーのおばさんの方が気になってしまった(10代の子たちのキスシーンとか、ちょっと見ちゃいけないもの見てるような感じになってしまうのもあって)。

前回のときもそうだったんですけど、会場広いしお客さんがもうちょっと入ってればなぁ。
(でも、あれくらいの人数じゃないと事前説明とか鑑賞後のアンケートのときぎゅうぎゅうになってしまうか?)
客層は女性の方が多いですが、割と雑多な印象で色んな人が見に来てたんですけどね。

7/14 に青山のスパイラルホールでも上映されるので、気になる方は是非。

新大久保で楽しく食事

実はフェミニストの方たちとの小規模なオフ会も兼ねておりまして、ツイッターで知り合った数人のフェミニストの方と一緒に映画を見ました。
見た後は渋谷のカフェでおやつ食べながらおしゃべり。
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その後、新大久保(めっちゃ混んでた)の方へ移動しお肉を食べる!
どれも美味い!
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サラダ記念日だったのでサラダも。
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韓国風のおでんも食べましたが、ピリ辛でスープが美味しかった。
ここでも話は尽きることなく、その後新宿まで徒歩移動し、大人気のタピオカをゲット!
ちゃんとしたお店のちゃんとしたタピオカは初体験。
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あれこれ選べてカスタマイズが出来すぎて、カフェに寄る習慣がない超初心者の私はおすすめメニューを選び、店員さんには全部普通でと伝えました。
人は結構並んでましたが、渡されたメニュー眺めてどれにしようか悩んでたら割とすぐ順番がきました。回転率がすごい。
タピオカはもちもちで美味しかったですし、口寂しいのがほどよく紛れるというか。
ただ、結構甘かったのと、わりと肌寒い気温だったので半分くらいで飽きてしまった…。

その後も新宿の広場であれこれお喋りして解散!
この日は1万4千歩ほど歩きました。
ぐずついた天気でしたが幸いにも解散するまで雨が降ることはなく、とても楽しい時間を過ごせました。